今日からヒットマン 感想| 営業マン×ウラ社会のドキドキムフフな二足のわらじ
- 02/12/2015 17:00
『今日からヒットマン』1巻から29巻まで、まとめてレビュー。作者はむとうひろし。週刊漫画ゴラク(日本文芸社)で連載中のマンガ。
今日からヒットマン最新30巻は2月19日に発売されるので記事化。
主人公は、34歳の稲葉十吉(トーキチ)。既婚者。食品会社イージーフードで働く営業マン。トーキチはある日、ウラ社会で暗躍するヒットマン・二丁と出会う。ただ二丁は瀕死の重傷を負い、何やかんやで二人は入れ替わらざるを得なくなる。
(17巻)
そしてトーキチは「二代目二丁」としてウラ社会と関わっていくことになる。まさに恐怖の二足のわらじ。そのトーキチが所属するのが「コンビニ」と呼ばれるウラ組織。このコンビニと敵対する組織が、スーマー(スーパーマーケット)。
この対立を軸に、『今日からヒットマン』は基本的に展開していく。またストーリーの導入部分も至ってシンプル。
(28巻)
主人公のトーキチが営業マンとして仕事をしてる時に限って、「コンビニ」からヒットマンとしての仕事の依頼が舞い込む。だからサラリーマンとしての仕事をこなしつつ、ヒットマンとしての役目をこなさなきゃいけない。
この同時に巻き込まれる展開が良い意味で違和感があって、なんともハラハラドキドキさせられる。
(8巻)
ただ強面の悪人たちと対峙するだけではなくて、同時に「ちなつ」という相棒でありヒロインとのセクシーな展開も多い。こういう一般的なブログでは貼れませんが、ポロリンポロリン。ヌッチョヌッチョ。
主人公のトーキチ(二丁)が34歳に対して、ちなつは22歳。年齢設定がちょうどいい。本物の二丁の元カノということもあってか、トーキチのことが好き。
(4巻)
でもトーキチには奥さんがいるので、ちょいちょい嫉妬感を丸出し。そこが少し可愛らしい。
ただセクシーな展開があるとは言いつつ、トーキチとは最後まで行かないのが良い。寸止め感みたいで。また最後の一線というかモラルを守ってて、一応そこがトーキチに対する共感も生んでるのかも。
ちなつというヒロインは人気があるのか、『ちなつ七変化 ~今日からヒットマン外伝~』という、ちなつオンリーのスピンオフ漫画も発売中。言うまでもなく、ちょいちょいポロリンちょ。肉感的なバディーでちょうどいい。
(17巻)
冒頭でも画像を貼りましたが、『今日からヒットマン』の見所はガンアクション。とにかく作画が一貫して安定してるので、最後まで安心して読める。見開きページをふんだんに使った迫力ある画。
(6巻)
ペットボトルをサイレンサー代わりに利用するなど、その時の状況に応じた攻め方も工夫。アイデア感があって展開も読ませてくれる。
今日からヒットマンでは派手なガンアクションが展開されるだけあって、撃たれる側の描写も結構エグい。例えば悪人さんたちは顔(頭)を撃たれる。
(19巻)
弾丸が当たった時の、「頬の揺れるor波打つ」描写がヤバい。弾丸の威力や速さを客観的に表現できてる。やっぱりマンガ家さんは画力があるに越したことはないと痛感させられる。
ちなみに画像はBB弾だから貫通してることはありません。
『今日からヒットマン』で使われてる名前はシンプル。そのネーミングセンスが今の時代に逆に新鮮。
冒頭でも書きましたが、二代目二丁ことトーキチが所属してるのが、コンビニ(コンビニエンスストア)と呼ばれる組織。敵対する組織がスーマー(スーパーマーケット)。すごく分かりやすい。ウラ社会がテーマだから、おそらく暗号みたいなんで呼び合ってるという設定。
もちろんキャラ名だって同じ。本物二丁のアダ名の語源は、アソコが大きいから。常に拳銃とアソコの2丁を持ってるから、みたいなこと。ただ二代目二丁であるトーキチは小さい。関連付けて覚えやすい。
例えば、見た目からすぐ連想できる場合が多い。敵対するスーマーのボスの名前だと、ボウズ。じゃあ見た目はどんなんかと言えば、まさに坊主。
(15巻)
コンビニから離脱したアゴはまんまアゴ。お前は、ふたこぶラクダか?ってぐらいデカイ。ちなみに右の丸メガネをかけたオッサンは、二丁ことトーキチに仕事を斡旋するヤツ。もちろん名前は「丸メガネ」。
(22巻)
ピエロ軍団のクラウンと呼ばれるボスは、まさにそれ以外の名前が思いつかないほど。どこにハートマーク付けてねん。
他にもガイコツ、マッチョ・ガイ・ウルフ、鷲男、ピアス、ブキ男、モミアゲ、キノコ頭など挙げればキリがない。ちゃんとターンごとに、一つのクダリごとに、敵の脅威と個性を描けてる。ただ凶悪すぎる敵の大半が、一見すると小汚いフツーのオッサンばかり。そこら辺の好みは若干分かれるかもしれませんが(笑)
『今日からヒットマン』では、名前からキャラクターを肉付けしてる印象。最近のマンガは少年誌から青年誌まで、とにかく意味なく凝ってる名前が多すぎる。その割にキャラとの関連もいまいちピンと来ないわで、一人の読者として嫌な気分しかしない。こういう切り口でキャラクターを作る手段もあるんだろうなと。
今日からヒットマンの展開はシンプルで読みやすい。メインキャラクター(トーキチとちなつ、丸メガネ)も特に増えないので、良くも悪くも疲れない。出だしの始まり方からして、途中から読み始めても違和感なく読める。
お色気ありガンアクションあり、難しいことを考えずに楽しる。今日からヒットマンは、まさにコンビニに売ってる、からあげクン的なジャンクフード的なマンガ。漫画をあまり読んだことがないオッサン読者のための「入門マンガ」とも言える。
◯展開…★4◯テンポ…★5
◯キャラ…★4◯画力…★4.5
◯大人買い…★4.5
◯おすすめ度…87点!!!!
今日からヒットマン最新30巻は2月19日に発売されるので記事化。
今日からヒットマンのあらすじ
主人公は、34歳の稲葉十吉(トーキチ)。既婚者。食品会社イージーフードで働く営業マン。トーキチはある日、ウラ社会で暗躍するヒットマン・二丁と出会う。ただ二丁は瀕死の重傷を負い、何やかんやで二人は入れ替わらざるを得なくなる。

そしてトーキチは「二代目二丁」としてウラ社会と関わっていくことになる。まさに恐怖の二足のわらじ。そのトーキチが所属するのが「コンビニ」と呼ばれるウラ組織。このコンビニと敵対する組織が、スーマー(スーパーマーケット)。
この対立を軸に、『今日からヒットマン』は基本的に展開していく。またストーリーの導入部分も至ってシンプル。

主人公のトーキチが営業マンとして仕事をしてる時に限って、「コンビニ」からヒットマンとしての仕事の依頼が舞い込む。だからサラリーマンとしての仕事をこなしつつ、ヒットマンとしての役目をこなさなきゃいけない。
この同時に巻き込まれる展開が良い意味で違和感があって、なんともハラハラドキドキさせられる。
ちなつとのセクシー展開も発生

ただ強面の悪人たちと対峙するだけではなくて、同時に「ちなつ」という相棒でありヒロインとのセクシーな展開も多い。こういう一般的なブログでは貼れませんが、ポロリンポロリン。ヌッチョヌッチョ。
主人公のトーキチ(二丁)が34歳に対して、ちなつは22歳。年齢設定がちょうどいい。本物の二丁の元カノということもあってか、トーキチのことが好き。

でもトーキチには奥さんがいるので、ちょいちょい嫉妬感を丸出し。そこが少し可愛らしい。
ただセクシーな展開があるとは言いつつ、トーキチとは最後まで行かないのが良い。寸止め感みたいで。また最後の一線というかモラルを守ってて、一応そこがトーキチに対する共感も生んでるのかも。
ちなつというヒロインは人気があるのか、『ちなつ七変化 ~今日からヒットマン外伝~』という、ちなつオンリーのスピンオフ漫画も発売中。言うまでもなく、ちょいちょいポロリンちょ。肉感的なバディーでちょうどいい。
本格的なガンアクション

冒頭でも画像を貼りましたが、『今日からヒットマン』の見所はガンアクション。とにかく作画が一貫して安定してるので、最後まで安心して読める。見開きページをふんだんに使った迫力ある画。

ペットボトルをサイレンサー代わりに利用するなど、その時の状況に応じた攻め方も工夫。アイデア感があって展開も読ませてくれる。
今日からヒットマンでは派手なガンアクションが展開されるだけあって、撃たれる側の描写も結構エグい。例えば悪人さんたちは顔(頭)を撃たれる。

弾丸が当たった時の、「頬の揺れるor波打つ」描写がヤバい。弾丸の威力や速さを客観的に表現できてる。やっぱりマンガ家さんは画力があるに越したことはないと痛感させられる。
ちなみに画像はBB弾だから貫通してることはありません。
敵キャラクターも個性的
『今日からヒットマン』で使われてる名前はシンプル。そのネーミングセンスが今の時代に逆に新鮮。
冒頭でも書きましたが、二代目二丁ことトーキチが所属してるのが、コンビニ(コンビニエンスストア)と呼ばれる組織。敵対する組織がスーマー(スーパーマーケット)。すごく分かりやすい。ウラ社会がテーマだから、おそらく暗号みたいなんで呼び合ってるという設定。
もちろんキャラ名だって同じ。本物二丁のアダ名の語源は、アソコが大きいから。常に拳銃とアソコの2丁を持ってるから、みたいなこと。ただ二代目二丁であるトーキチは小さい。関連付けて覚えやすい。
例えば、見た目からすぐ連想できる場合が多い。敵対するスーマーのボスの名前だと、ボウズ。じゃあ見た目はどんなんかと言えば、まさに坊主。

コンビニから離脱したアゴはまんまアゴ。お前は、ふたこぶラクダか?ってぐらいデカイ。ちなみに右の丸メガネをかけたオッサンは、二丁ことトーキチに仕事を斡旋するヤツ。もちろん名前は「丸メガネ」。

ピエロ軍団のクラウンと呼ばれるボスは、まさにそれ以外の名前が思いつかないほど。どこにハートマーク付けてねん。
他にもガイコツ、マッチョ・ガイ・ウルフ、鷲男、ピアス、ブキ男、モミアゲ、キノコ頭など挙げればキリがない。ちゃんとターンごとに、一つのクダリごとに、敵の脅威と個性を描けてる。ただ凶悪すぎる敵の大半が、一見すると小汚いフツーのオッサンばかり。そこら辺の好みは若干分かれるかもしれませんが(笑)
『今日からヒットマン』では、名前からキャラクターを肉付けしてる印象。最近のマンガは少年誌から青年誌まで、とにかく意味なく凝ってる名前が多すぎる。その割にキャラとの関連もいまいちピンと来ないわで、一人の読者として嫌な気分しかしない。こういう切り口でキャラクターを作る手段もあるんだろうなと。
今日からヒットマンの総合評価
今日からヒットマンの展開はシンプルで読みやすい。メインキャラクター(トーキチとちなつ、丸メガネ)も特に増えないので、良くも悪くも疲れない。出だしの始まり方からして、途中から読み始めても違和感なく読める。
お色気ありガンアクションあり、難しいことを考えずに楽しる。今日からヒットマンは、まさにコンビニに売ってる、からあげクン的なジャンクフード的なマンガ。漫画をあまり読んだことがないオッサン読者のための「入門マンガ」とも言える。
◯展開…★4◯テンポ…★5
◯キャラ…★4◯画力…★4.5
◯大人買い…★4.5
◯おすすめ度…87点!!!!