レトルトパウチ! 1巻 ネタバレ感想| 横槍メンゴ的 貞操の守り方
- 05/07/2015 12:12
『レトルトパウチ!』1巻のネタバレ感想。作者は横槍メンゴ。ミラクルジャンプ(集英社)で連載中のラブコメ漫画。
舞台は、衿糸学園(えりいとがくえん)。偏差値70超えの超エリート高校。しかも親がお金持ちばかりが集まってて、そのままエスカレーター式の大学に進み、エスカレーター式に超一流企業への入社も約束されてる。THEボンボン校。
ただ一つ他の高校とは違う点があった。それが家柄の優れた生徒同士で結婚させることを目的としていた。
だから、恋愛という名のパコパコっぷりが評価されるような高校だった。どの生徒も学校中でヤリまくりで、教師の方もそれを積極的に推奨している状態。
女子生徒に至っては、ゴムの扱い方に長けすぎているぐらい長けてる。
そこで数少ない貞操を守ってる明星幸流(あけぼしさちる)と、清天我(きよしてんが)が主人公。名前からして健全な男子は色々と想像してしまいますが、果たして二人は自らの貞操を守りにくことができるのか!?…というのがおおまかなストーリーの軸。
ちなみにタイトルの「レトルトパウチ」の意味は、いわゆる「レトルト食品」のこと。一度も汚されたことがない「処女性」を、密閉されて無菌状態のレトルト食品のように例えてる。経験さえしなければ腐らない。だから貞操を守っていきましょう的な展開。
『レトルトパウチ』は基本的にバカバカしいコメディー。
例えば、授業では極薄の近藤さんが配られたり、イボイボのコケシ状の物体が配られたり、
どこのソフトオンデマンドやねん的な機械も登場。まさに「そんなアホな」という展開の連続。
こういう学園だから、経験しようとしない明星幸流は格好のターゲット。補習という名の居残り授業で、とにかく攻めに攻められる。明星幸流が照れて拒否しながらも、アッアッアッ。何故なら、めちゃくちゃ感度が良い。
「なんなの?なんなの?」とプンスカ怒りつつも、ドギマギ恥ずかしがりつつも、体だけは正直に反応。それが面白いのかも。えげつない描写はないので、男子も女子も笑える内容。
一方、清天我は感度がゼロ状態。イケメンだけあって女子に言い寄られることも多くて、朱鷺川めばえに無理やりチューされたときも、一切無反応。この二人が対照的な笑いを生んでる。
他にも宇留鷲恵麻(うるわしえま)というキャラクターは、スティービ・ジョベズの孫という設定。人種が変わってるし、そもそも年齢的に孫はおかしくね?
基本的にえげつない描写は少ないものの、作者の横槍メンゴが女ということもあってかキス描写が多め。そのときに書かれてる「れろれろ」的なオノマトペがグッド。反応してる時の表情であったり、視覚的に興奮させるというより、想像させて立たす!濡らす!という感じ。
だからどちらかと言えば女性読者の方がムラムラしそう。前に記事にもしましたが、作者はゴリゴリのバンドギャル風。パープルとか奇抜な髪の毛の色をしてる女性って、いかにもメンヘラっぽい。だから言葉は悪いですがケツとか軽そう(笑)
『クズの本懐』でもそうですが、自分の体験をフルにマンガの中で逝かせt…もとい活かせてるのかなと。
基本的に直球な下ネタ満載だけど、そこまで不快さを感じることは少なめ。可愛らしい絵柄と女性作者ということが影響してるのかも。女子のキャラクターが悶々と性欲を我慢するというアプローチも新鮮。
またそれなりに実用性もあって、実際横槍メンゴが書いてた成年コミックよりも個人的には良かった。変に行為を直球的に描写するより、読者に想像させた方が良いのかも。
笑えて、ムラムラして、今の少年マンガに最も求められてるマンガかも知れない。少年誌にも既にエロコメはありますが、どうしても中途半端なマンガも多い。ここまで突き抜けてこそ、やっと笑いに繋がるのかなと。一発ギャグとかでも言えますが、変に恥ずかしがったり遠慮しちゃうとグズグズになりがちですから。
◯展開…★3.5◯テンポ…★4
◯キャラ…★4◯画力…★3.5
◯全巻大人買い…★4
◯おすすめ度…85点!!!!
あらすじ
舞台は、衿糸学園(えりいとがくえん)。偏差値70超えの超エリート高校。しかも親がお金持ちばかりが集まってて、そのままエスカレーター式の大学に進み、エスカレーター式に超一流企業への入社も約束されてる。THEボンボン校。
ただ一つ他の高校とは違う点があった。それが家柄の優れた生徒同士で結婚させることを目的としていた。

だから、恋愛という名のパコパコっぷりが評価されるような高校だった。どの生徒も学校中でヤリまくりで、教師の方もそれを積極的に推奨している状態。

女子生徒に至っては、ゴムの扱い方に長けすぎているぐらい長けてる。
そこで数少ない貞操を守ってる明星幸流(あけぼしさちる)と、清天我(きよしてんが)が主人公。名前からして健全な男子は色々と想像してしまいますが、果たして二人は自らの貞操を守りにくことができるのか!?…というのがおおまかなストーリーの軸。
ちなみにタイトルの「レトルトパウチ」の意味は、いわゆる「レトルト食品」のこと。一度も汚されたことがない「処女性」を、密閉されて無菌状態のレトルト食品のように例えてる。経験さえしなければ腐らない。だから貞操を守っていきましょう的な展開。
バカバカしいコメディー
『レトルトパウチ』は基本的にバカバカしいコメディー。

例えば、授業では極薄の近藤さんが配られたり、イボイボのコケシ状の物体が配られたり、

どこのソフトオンデマンドやねん的な機械も登場。まさに「そんなアホな」という展開の連続。
こういう学園だから、経験しようとしない明星幸流は格好のターゲット。補習という名の居残り授業で、とにかく攻めに攻められる。明星幸流が照れて拒否しながらも、アッアッアッ。何故なら、めちゃくちゃ感度が良い。
「なんなの?なんなの?」とプンスカ怒りつつも、ドギマギ恥ずかしがりつつも、体だけは正直に反応。それが面白いのかも。えげつない描写はないので、男子も女子も笑える内容。

一方、清天我は感度がゼロ状態。イケメンだけあって女子に言い寄られることも多くて、朱鷺川めばえに無理やりチューされたときも、一切無反応。この二人が対照的な笑いを生んでる。
他にも宇留鷲恵麻(うるわしえま)というキャラクターは、スティービ・ジョベズの孫という設定。人種が変わってるし、そもそも年齢的に孫はおかしくね?
オノマトペで立たす!濡らす!
基本的にえげつない描写は少ないものの、作者の横槍メンゴが女ということもあってかキス描写が多め。そのときに書かれてる「れろれろ」的なオノマトペがグッド。反応してる時の表情であったり、視覚的に興奮させるというより、想像させて立たす!濡らす!という感じ。
だからどちらかと言えば女性読者の方がムラムラしそう。前に記事にもしましたが、作者はゴリゴリのバンドギャル風。パープルとか奇抜な髪の毛の色をしてる女性って、いかにもメンヘラっぽい。だから言葉は悪いですがケツとか軽そう(笑)
『クズの本懐』でもそうですが、自分の体験をフルにマンガの中で逝かせt…もとい活かせてるのかなと。
レトルトパウチの総合評価
基本的に直球な下ネタ満載だけど、そこまで不快さを感じることは少なめ。可愛らしい絵柄と女性作者ということが影響してるのかも。女子のキャラクターが悶々と性欲を我慢するというアプローチも新鮮。
またそれなりに実用性もあって、実際横槍メンゴが書いてた成年コミックよりも個人的には良かった。変に行為を直球的に描写するより、読者に想像させた方が良いのかも。
笑えて、ムラムラして、今の少年マンガに最も求められてるマンガかも知れない。少年誌にも既にエロコメはありますが、どうしても中途半端なマンガも多い。ここまで突き抜けてこそ、やっと笑いに繋がるのかなと。一発ギャグとかでも言えますが、変に恥ずかしがったり遠慮しちゃうとグズグズになりがちですから。
◯展開…★3.5◯テンポ…★4
◯キャラ…★4◯画力…★3.5
◯全巻大人買い…★4
◯おすすめ度…85点!!!!