ぐらんぶる 6巻 ネタバレ感想| 女子大潜入ミッション発動!北原伊織が欲望の先に見たものは?
- 09/11/2016 14:36
『ぐらんぶる』6巻のネタバレ感想。goodアフタヌーンで連載中の青春ギャグ漫画。作者は井上堅二と吉岡公威。6巻は夏前に発売されてた気がしますが、ここまで感想を書くのが伸び伸びなってしまいました。気付くと完全な秋。己の無能さに泣きそうです。
『ぐらんぶる』6巻は悪夢のような沖縄合宿が終わった続き。男子ばっかりが盛り上がってズルいと、古手川千紗の部屋に集まって女子会が開かれる。というか、ちょっとしたゆる~い飲み会。女子たちは一体何を喋っているんでしょうか、割りとリアルで気になります。
(ぐらんぶる 6巻)
そこで古手川千紗の部屋に父親からの差し入れを、主人公・北原伊織が持って行くと下着のコーディネート中だった。思わず北原伊織の顔も固まる。
(ぐらんぶる 6巻)
すぐさまドアを閉じて逃げる北原伊織も、すぐさま追いかける古手川千紗。なんという早業。このテンポ感に笑ってしまった。
「アレはお姉ちゃんの」と言い訳する古手川千紗でしたが、北原伊織は哀れみの表情で納得してあげる。だって姉・奈々華のパイオツがカイデーだから。男で言うと、粗チンのくせにUSAサイズのビッグTENGAを購入してるようなもんか。
その後もスキューバダイビングの映画DVDを北原伊織が届けるものの、その中身がまさかのDMM系よろしくのDVDに入れ替わっていて、古手川千紗の忍者ばりの威嚇を見せつけてくる場面など笑いました。
そういった流れがありつつ、ケバ子こと吉原愛菜が青梅女子大学の学祭チケットを配って、女子だけで行こうと提案する。しかも有名な女性声優も来るらしいとあれば、当然北原伊織やキモオタイケメンの今村耕平は聞き逃さない。
(ぐらんぶる 6巻)
チケットには「本券1枚で4名様まで有効」と書かれていたので、古手川千紗に次々とお願いするという展開が始まります。北原伊織と今村耕平の背中と背中がカッコよすぎ。ブルース・ウィリスのアルマゲドンを彷彿とさせて思わず涙がちょちょ切れます。
二人以外にも結果的に懇願する男子が増えるんですが、その中で山本真一郎という非モテ男の誘い文句が色々と笑った。「青梅祭に行けばきっと彼女ができると信じてる…でもダメだというなら諦める…その代わりに…」
(ぐらんぶる 6巻)
「俺の彼女になってくれ」と古手川千紗に要求するんですが、即座にチケットを渡そうとする。どんだけ嫌われてるねん。それをしっかり自覚してる山本真一郎も切なすぎる。この後の北原と今村のツッコミも「その二択は卑怯だぞ!それは熱意じゃなくて脅迫だろうが!」もヒドすぎる。
このクダリも色んなパターンが展開されて笑えます。男子たちがあまりに醜い戦いを繰り広げるもんなので、古手川千紗がウソ泣き全開で「仲の良い友達同士がこんなことで争うなんて良くない。友達って一部の人だけ得しようなんて変。みんなは友達同士で争うような人じゃないって信じてる」とカマトトぶる。
でも圧倒的な正論。そこで北原や今村たちがどうしたかというと…
(ぐらんぶる 6巻)
「それじゃあ今から友達やめるぞ」と世紀末全開のコロシ合いが始まる。まさかの火に油を注いだだけだった。ただ御手洗の従姉妹彼女からチケット貰える算段が整って、結果的に北原や今村たちは学祭へ行くことが可能となる。
そもそも北原伊織はここまで青梅女子学祭に行きたがる理由は、もっと別にあった。それが古手川千紗の姉・奈々華に「千紗がナンパされるなんてことはないよね?」と「お前が千紗を変な男たちから守らなかったらシバくぞ」と半ば脅迫されていた。
(ぐらんぶる 6巻)
「お前も同じ家から死人と殺.人犯を出したくないだろう」と切実すぎる北原伊織の表情が笑えます。
ただ学祭では何故か「ケバっこカフェ」という謎の出し物でウェイトレスをさせられる、北原伊織と今村耕平たち。その名の通り、吉原愛菜を中心に化粧が濃いウェイトレスばかり。つまりナンパすることは不可能。
この「ケバっこカフェ」の名前を聞いた時の北原伊織と今村耕平のリアクションが「なんだその男心を粉砕する邪悪な単語は?」「九番目の地獄か何かか?」が笑った。
いかにも学祭っぽいですが、ただ北原と今村だけは割りとキレイめな格好をさせられる。それもそのはず、面倒くさいナンパ目的の男たちを北原たちに集中させるため。なんという策士。そこのカフェにやって来たのが、前述の山本真一郎たち。この時の北原伊織の接客法がヒドい。
(ぐらんぶる 6巻)
まず初っ端から「そちらの一生童貞のお客様は?」とチクリ。「未来はわかんないだろ!」とツッコむ山本が切ない。しかも他の御手洗たちも悪ノリして「座ってろ!永世名誉DT!」「事実だから仕方ないだろ」「もう来世に期待しろ」と散々。
(ぐらんぶる 6巻)
御手洗に対してはLINEで女装した自分の写真を、彼女の従姉妹に送りつける。彼女の「待ってどういうこと」「今から行くから」と味気ない文章がひたすら恐怖。なんだろう恐怖ってきっと日常にこそ潜んでるもんなんやろうね。
級友たちと大騒ぎを起こした結果、北原伊織と山本、御手洗たちが追い出される。今村耕平だけは真面目に接客してたことで居残ることに成功。何故なら大好きな声優のコンサートが待っているから。
(ぐらんぶる 6巻)
そこで北原伊織たちは、まさかの壁を乗り越えてくるという強行突破。叫び声が「ヤリたい」。なんの恥も外聞もない。シンプルイズベストにヒドい。
ただ何やかんやがありまして、声優コンサートの舞台設営の仕事を手伝いをすることを条件に、浜岡梓の誘い入れで再び学祭へ参加することに成功。そして舞台設営に携わっていたボインな女学生たちとまさかの合コンへ、という流れに。
女学生たちはなかなかの性悪。それでも一緒にお泊り会をしようと誘われるなど、まさに夢のような展開に発展。思わずDTたちは震えだす。北原伊織は「せめて俺だけでも冷製で余裕のある男を演じなければ…」と決意するものの、女学生が「更に友達を呼んであげよっか?」と提案されると即座に「何でもします」と土下座。こんなときにプライドなんていらんのや。
でも女学生たちが今村耕平が楽しみにしていた声優コンサートのチケットをパクる。「マジで全然理解できない。声優とかアニメとかみっともないだけじゃん」とケタケタと嘲笑う。それにいよいよブチ切れた北原伊織がアルコールをぶっかける。
(ぐらんぶる 6巻)
「他人の趣味にどんな感想を抱いても自由だろ。けどな、人が本気でやってることを邪魔すんじゃねぇよ。アイツはあれでいいんだよ」と、最後は友情を取った北原伊織がイケメンすぐる。しっかり最後は「もったいなかったなぁ」と涙を見せて、落とすのも良かった。まさにDT大学生はこれでいいんだよ、というオチでした。
『ぐらんぶる』6巻のネタバレ感想ですが、しっかり笑いもあって、しっかり青春要素もあって、しっかり充実した6巻でした。言葉のセンス、セリフ回しのセンスがあるんだろうなと思います。この感想は長々と書いてしまいましたが、マンガの内容はテンポ感が良いのでスルスル読めます。
(ぐらんぶる 6巻)
『ぐらんぶる』7巻では北原伊織の妹・栞が登場するらしい。一見すると清楚でIT系に疎い女の子にしか見えませんが、ぬいぐるみに盗撮カメラを仕込むなどゴリゴリの現代っ子。どうやら兄好きのブラコンらしく、ウソを報告してくる北原伊織に対してひと波乱を起こしそうな雰囲気。
この6巻の続きにあたる『ぐらんぶる』7巻のネタバレ感想は「バズマン。」の方で既にレビュー済み。また「ぐらんぶるが面白すぎる」という考察記事はアップロード済みなので、あとで良かったらチェックしてみて下さい。
青梅女子大の学祭チケットGETだぜー!
『ぐらんぶる』6巻は悪夢のような沖縄合宿が終わった続き。男子ばっかりが盛り上がってズルいと、古手川千紗の部屋に集まって女子会が開かれる。というか、ちょっとしたゆる~い飲み会。女子たちは一体何を喋っているんでしょうか、割りとリアルで気になります。

(ぐらんぶる 6巻)
そこで古手川千紗の部屋に父親からの差し入れを、主人公・北原伊織が持って行くと下着のコーディネート中だった。思わず北原伊織の顔も固まる。

(ぐらんぶる 6巻)
すぐさまドアを閉じて逃げる北原伊織も、すぐさま追いかける古手川千紗。なんという早業。このテンポ感に笑ってしまった。
「アレはお姉ちゃんの」と言い訳する古手川千紗でしたが、北原伊織は哀れみの表情で納得してあげる。だって姉・奈々華のパイオツがカイデーだから。男で言うと、粗チンのくせにUSAサイズのビッグTENGAを購入してるようなもんか。
その後もスキューバダイビングの映画DVDを北原伊織が届けるものの、その中身がまさかのDMM系よろしくのDVDに入れ替わっていて、古手川千紗の忍者ばりの威嚇を見せつけてくる場面など笑いました。
そういった流れがありつつ、ケバ子こと吉原愛菜が青梅女子大学の学祭チケットを配って、女子だけで行こうと提案する。しかも有名な女性声優も来るらしいとあれば、当然北原伊織やキモオタイケメンの今村耕平は聞き逃さない。

(ぐらんぶる 6巻)
チケットには「本券1枚で4名様まで有効」と書かれていたので、古手川千紗に次々とお願いするという展開が始まります。北原伊織と今村耕平の背中と背中がカッコよすぎ。ブルース・ウィリスのアルマゲドンを彷彿とさせて思わず涙がちょちょ切れます。
二人以外にも結果的に懇願する男子が増えるんですが、その中で山本真一郎という非モテ男の誘い文句が色々と笑った。「青梅祭に行けばきっと彼女ができると信じてる…でもダメだというなら諦める…その代わりに…」

(ぐらんぶる 6巻)
「俺の彼女になってくれ」と古手川千紗に要求するんですが、即座にチケットを渡そうとする。どんだけ嫌われてるねん。それをしっかり自覚してる山本真一郎も切なすぎる。この後の北原と今村のツッコミも「その二択は卑怯だぞ!それは熱意じゃなくて脅迫だろうが!」もヒドすぎる。
このクダリも色んなパターンが展開されて笑えます。男子たちがあまりに醜い戦いを繰り広げるもんなので、古手川千紗がウソ泣き全開で「仲の良い友達同士がこんなことで争うなんて良くない。友達って一部の人だけ得しようなんて変。みんなは友達同士で争うような人じゃないって信じてる」とカマトトぶる。
でも圧倒的な正論。そこで北原や今村たちがどうしたかというと…

(ぐらんぶる 6巻)
「それじゃあ今から友達やめるぞ」と世紀末全開のコロシ合いが始まる。まさかの火に油を注いだだけだった。ただ御手洗の従姉妹彼女からチケット貰える算段が整って、結果的に北原や今村たちは学祭へ行くことが可能となる。
そもそも北原伊織はここまで青梅女子学祭に行きたがる理由は、もっと別にあった。それが古手川千紗の姉・奈々華に「千紗がナンパされるなんてことはないよね?」と「お前が千紗を変な男たちから守らなかったらシバくぞ」と半ば脅迫されていた。

(ぐらんぶる 6巻)
「お前も同じ家から死人と殺.人犯を出したくないだろう」と切実すぎる北原伊織の表情が笑えます。
ケバっこカフェで何故か女装する北原伊織たち
ただ学祭では何故か「ケバっこカフェ」という謎の出し物でウェイトレスをさせられる、北原伊織と今村耕平たち。その名の通り、吉原愛菜を中心に化粧が濃いウェイトレスばかり。つまりナンパすることは不可能。
この「ケバっこカフェ」の名前を聞いた時の北原伊織と今村耕平のリアクションが「なんだその男心を粉砕する邪悪な単語は?」「九番目の地獄か何かか?」が笑った。
いかにも学祭っぽいですが、ただ北原と今村だけは割りとキレイめな格好をさせられる。それもそのはず、面倒くさいナンパ目的の男たちを北原たちに集中させるため。なんという策士。そこのカフェにやって来たのが、前述の山本真一郎たち。この時の北原伊織の接客法がヒドい。

(ぐらんぶる 6巻)
まず初っ端から「そちらの一生童貞のお客様は?」とチクリ。「未来はわかんないだろ!」とツッコむ山本が切ない。しかも他の御手洗たちも悪ノリして「座ってろ!永世名誉DT!」「事実だから仕方ないだろ」「もう来世に期待しろ」と散々。

(ぐらんぶる 6巻)
御手洗に対してはLINEで女装した自分の写真を、彼女の従姉妹に送りつける。彼女の「待ってどういうこと」「今から行くから」と味気ない文章がひたすら恐怖。なんだろう恐怖ってきっと日常にこそ潜んでるもんなんやろうね。
級友たちと大騒ぎを起こした結果、北原伊織と山本、御手洗たちが追い出される。今村耕平だけは真面目に接客してたことで居残ることに成功。何故なら大好きな声優のコンサートが待っているから。

(ぐらんぶる 6巻)
そこで北原伊織たちは、まさかの壁を乗り越えてくるという強行突破。叫び声が「ヤリたい」。なんの恥も外聞もない。シンプルイズベストにヒドい。
ただ何やかんやがありまして、声優コンサートの舞台設営の仕事を手伝いをすることを条件に、浜岡梓の誘い入れで再び学祭へ参加することに成功。そして舞台設営に携わっていたボインな女学生たちとまさかの合コンへ、という流れに。
女学生たちはなかなかの性悪。それでも一緒にお泊り会をしようと誘われるなど、まさに夢のような展開に発展。思わずDTたちは震えだす。北原伊織は「せめて俺だけでも冷製で余裕のある男を演じなければ…」と決意するものの、女学生が「更に友達を呼んであげよっか?」と提案されると即座に「何でもします」と土下座。こんなときにプライドなんていらんのや。
でも女学生たちが今村耕平が楽しみにしていた声優コンサートのチケットをパクる。「マジで全然理解できない。声優とかアニメとかみっともないだけじゃん」とケタケタと嘲笑う。それにいよいよブチ切れた北原伊織がアルコールをぶっかける。

(ぐらんぶる 6巻)
「他人の趣味にどんな感想を抱いても自由だろ。けどな、人が本気でやってることを邪魔すんじゃねぇよ。アイツはあれでいいんだよ」と、最後は友情を取った北原伊織がイケメンすぐる。しっかり最後は「もったいなかったなぁ」と涙を見せて、落とすのも良かった。まさにDT大学生はこれでいいんだよ、というオチでした。
総合評価 評判 口コミ
『ぐらんぶる』6巻のネタバレ感想ですが、しっかり笑いもあって、しっかり青春要素もあって、しっかり充実した6巻でした。言葉のセンス、セリフ回しのセンスがあるんだろうなと思います。この感想は長々と書いてしまいましたが、マンガの内容はテンポ感が良いのでスルスル読めます。

(ぐらんぶる 6巻)
『ぐらんぶる』7巻では北原伊織の妹・栞が登場するらしい。一見すると清楚でIT系に疎い女の子にしか見えませんが、ぬいぐるみに盗撮カメラを仕込むなどゴリゴリの現代っ子。どうやら兄好きのブラコンらしく、ウソを報告してくる北原伊織に対してひと波乱を起こしそうな雰囲気。
この6巻の続きにあたる『ぐらんぶる』7巻のネタバレ感想は「バズマン。」の方で既にレビュー済み。また「ぐらんぶるが面白すぎる」という考察記事はアップロード済みなので、あとで良かったらチェックしてみて下さい。