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【感想レビュー】大今良時の新連載「不滅のあなたへ」が面白いか考察した【ネタバレ画像あり】

不滅のあなたへ1話1
(少年マガジン50号)
『不滅のあなたへ』1話のネタバレ感想をレビュー。作者は大今良時。最近発行部数が100万部を割り込んだらしい少年マガジン50号から始まった新連載漫画。ということで『不滅のあなたへ』の出版社は講談社。ジャンルは少年コミック。

作者・大今良時といえば『マルドゥック・スクランブル』や現在アニメ映画が公開中の『聲の形』で有名な漫画家さんですが、果たしてどういった新連載漫画が始まったのか?

まだ『不滅のあなたへ』は1話目だけなのであらすじなどがメインになりますが、再び人気が出るのか簡単に考察してみました。コミックスが発売されたら「バズマン。」の方で改めてレビューしたいと思います。


あらすじ物語 ストーリー内容


不思議な球体が地球に降り立った。その球体はありとあらゆるものの姿に変化することができた。

不滅のあなたへ1話2
(不滅のあなたへ 1話)
それはしばらく石の姿になって過ごし、季節が暖かくなると今度は苔(こけ)の姿を写し取った。やがて季節が冬に変わり雪が降り始めると、今度は力尽きた一匹のレッシオオカミに姿に変化した。そこで初めてそれは脳みそを得たことで「意識」を獲得した。

不滅のあなたへ1話3
(不滅のあなたへ 1話)
そしてあてもなく歩き続けると飼い主と思しき少年の元へ辿り着いた。それはレッシオオカミの記憶を自然と写し取っていたと考えられる。その少年の家は実に魅力的であり、かつての記憶も相まって「ずっとここにいたい」と思わせた。

しばらく少年と過ごすことになった。しかし周辺は少年の家以外には何もなく、少年以外に誰もいなかった。それは喋れないが聞くことはできた。少年曰く、「5年前に男たちは楽園を求めて出ていった。そしてお婆さんたちと自分は残ったものの、結果的に生き残っているのは自分だけ」とのこと。

そして少年は自分も楽園に向かうことを決意した。

不滅のあなたへ1話4
(不滅のあなたへ 1話)
するとかつて出ていった男たちが残したと思しき矢印が書かれた石を発見。少年は思わず胸が躍った。ただひょんな事で足を負傷してしまう。そして先人たちが残したマークも「行き止まり」を告げるものだった。絶望の中、再び少年は息も絶え絶えで帰路についた。

不滅のあなたへ1話5
(不滅のあなたへ 1話)
もちろん足の状態はどんどん悪化。見るも無残に腫れあがり、あたりには腐った臭いが漂う。その臭いに思わずクンクンとそれが嗅いでしまう。重度の破傷風のため少年は間もなく死亡。しかし最期にそれに一言言い残す。

僕のことずっと覚えていて」。

不滅のあなたへ1話6
(不滅のあなたへ 1話)
そしてそれは「少年」に変化した。それは「刺激」を得ることで形態を変化することができた。それはさも少年の遺志を継ぐかのように「刺激」を求める旅に出た。死ぬことはない「不滅のそれ」は一体何を見つけるのか?…みたいな内容の漫画らしい。


何故かロバート秋山とコラボ(笑)


総括に入る前に『不滅のあなたへ』の連載が始まった少年マガジン50号では、何故か大今良時とロバート秋山がコラボ。最近ロバート秋山はYouTubeでも動画を公開してるんでが、架空のキャラクターになりきってる。今回のコラボでは「濱内シゲノリ」という漫画家役になりきって、大今良時と対談してる体。

不滅のあなたへ1話7ロバート秋山
(少年マガジン50号)
ただ「大今さんはいつも【でも】【でも】うるさいんだよね(笑)」とか色々とやかましい(笑)

他には「漫画は75ページ目を見れば、だいたいその作品の勢いが分かる」。連載漫画だと3.5話分ぐらいだから、そりゃあ分かるだろ。しかも濱内センセーは75ページも描いたことがない。

不滅のあなたへ1話8ロバート秋山
(少年マガジン50号)
そもそも漫画も「4コマ以上があると絶対無理。つらい」と読む力すら皆無。「漫画は豪華な塗り絵だと思っていた」など割りと内容的にヒドい。面白いインタビュー(?)ではあるんですが、何故連載開始したタイミングなのかと誰もが小一時間ほど問い詰めたくなるぐらいシュール(笑)


不滅のあなたへの総合評価・口コミ・評判まとめ




と少し話は脱線しましたが、『不滅のあなたへ』が面白いかつまらないかの評価を最期に総括したいと思います。

結論から書くと、ハッキリ言って微妙。少年の「孤独感」を描写するのが秀逸でしたが、今後どういった展開が描かれるのか全く読めない。要はどういう料理を提供されるのか見当がつかないので(味を)評価しようがない。

本当に『不滅のあなたへ』1話目では少年の悲しい物語が描かれただけ。その世界観や空気感を踏襲してそのまま暗い物語が描かれるのか、はたまた少年の遺志を継いで明るい物語が描かれるのか。ストーリーがメインになるのか、バトルやアクションがメインになるのかも不明。

あと内容はかなり観念的で難しい。「それ」が一体どんな存在で、一体どんな目的があるか分からない。大今良時の実力を考えると十分作品として描き切ることは可能だと思いますが、読者からしたら「どういうゴールが待っているか」が読めない。話の先が読めないと期待感も持てない。少年マガジンの読者が付いてこれるか or 面白いと思えるかどうかは微妙か。『不滅のあなたへ』はどちらかと言えば青年コミック向けかも知れない。

ちなみに『不滅のあなたへ』1巻のネタバレ感想は既にバズマンでレビュー済み。


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