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七つの大罪 24巻 ネタバレ感想| メリオダスが流した涙の意味
『七つの大罪』24巻のネタバレ感想。作者は鈴木央。掲載誌は少年マガジン。
「七つの大罪が面白い」という考察レビュー| バズマン。
はアップロード済みなので良かったらご覧ください。
他にも
総合クルマブログ「くるまン。」
では
スズキ新型ジムニーの最新フルモデルチェンジ情報
といった記事も書いてるので、ジムニーのような軽自動車に興味がある方はどうぞです。
フラウドリンの真の正体、マーリンの本気
『七つの大罪』24巻では、これまで敵役としてストーリーの中心を担ってきたフラウドリンの正体が明らかになります。
(七つの大罪 24巻)
まずフラウドリンは、グレイロードと呼ばれる女王型の十戒と共に聖騎士たちを襲撃。グレイロードは画像からも分かるように、人間に卵を産み付けることで純粋な魔神を生み出すことができる。陳腐なネーミングを付けるとしたら、無尽モブ魔神製造機。
しかもグレイロードは「不殺」の十戒。グレイロードの目の前で殺生を行ったものは、ことごとく老化して死亡する戒禁を有する。正確には残りの余命を一気に奪ってしまう。『バイオハザード』で無限にゾンビが襲ってくるのに、合気道の技だけで対応しろと言われてるようなもん。まさにチートキャラ。
そこへ颯爽と登場したのがマーリン。十戒の一人・ガランによって石化させられてたものの、何故か復活。
(七つの大罪 24巻)
理由はシンプル。マーリンは「無限の魔力」を持っていた。一度魔法を発動させれば、炎は燃え続け、氷も凍り続ける。そしてグレイロード相手にも「自分自身の時間を止める」ことで不殺の戒禁を回避。
まさに「チートをもってチートを制する」とは、このことやでぇぇぇ~!!
(七つの大罪 24巻)
最終的にグレイロードは赤子の手をひねられるように倒される。正確にはマーリンによって試験管に閉じ込められる。なんというヒドい仕打ち。圧倒的な格差。これもむべなるかな。
何故なら、マーリンは「ベリアルインの娘」だったから。ややチープな煽りなもののフラウドリンやグレイロードの驚きっぷりから、きっと魔神王クラスの魔神だと思われます。最近の少年ジャンプ特有の「友情努力勝利」ならぬ「血筋権威勝利」ってやつです。そう考えていくと、不死身ではあるもののバンってめちゃめちゃ弱いですよね(笑)
(七つの大罪 24巻)
一方、ドレファスの体に取り憑いていたフラウドリンは、途中で復活したかつての聖騎士ザラトラスの捨て身のパージによって追い出される。とりあえず、デケェ。ちなみにこの後、フラウドリンは更に巨大化します。果たしてフラウドリンを倒すことはできるのか?
メリオダスは復活覚醒するものの…
一方、『七つの大罪』24巻では十戒エスタロッサに倒されたメリオダスが復活。
何故復活できたかなど経緯はややツッコミどころはあるものの、メリオダスの父親である魔神王(名前は不明)が復活させたっぽい。でもメリオダスは死ぬたびに「感情」を失っていく模様。逆に魔神王はメリオダスの感情を食らうことで強くなっていくっぽい。
(七つの大罪 24巻)
画像の復活覚醒したメリオダスからも分かるように、性格もやや悪者っぽく変身。コンボマスターのデリエリと炎龍マスターのモンスピートを瞬殺。デリエリの「コンボスター」を何度もリセットするクダリは好き。必殺技の特徴やメリットをしっかり掴んだ上でのカウンター。
(七つの大罪 24巻)
そしてメリオダスがフラウドリンと対峙するものの、その実力差は歴然。「希望から絶望に叩き落されるその表情…最高にいい気分だ」とメリオダスは高ぶる。フラウドリンの顔もじっくり見てみると、ここまで引っ張るだけ引っ張っておいて「THEモブ敵」という雰囲気がハンパない。
ただメリオダスのセリフからも分かるように、かつての純朴青年らしさのカケラはゼロ。「最高にいい気分だ」なんてのは、基本的にバトル漫画では敵からしか聞きません。魔力を完全に取り戻したものの、かつて十戒を率いてた当時そのまま。「そっちに行ったらお終いなんだよ!」と十戒・ドロールたちを叱責したメリオダスは過去のもの。
もはや為す術がないフラウドリンは自爆を選択。カウントダウンを始めるものの、メリオダスは「死ぬなら早くしろ眠くなってきた」と挑発。周囲の人間を助けるつもりはない。そこへやって来たのがグリアモール。フラウドリンが取り憑いていたドレファスの息子。
(七つの大罪 24巻)
グリアモールは自分の魔力を使って、自爆寸前のフラウドリンを閉じ込める。当然そのままフラウドリンが自爆したらグリアモールも命はない。でも「お父さんをみんなを殺さないで」と涙ながらに懇願するグリアモール。泣かせるやんかいさぁ。
フラウドリンの選択は…という展開ですが、自分が長年父親としてグリアモールと接していたため、いつの間にかフラウドリンには父性愛が目覚めていた。魔神にも人間らしい感情があった。かつてメリオダスが十戒を抜けた理由(メリオダスが愛する女性・)
お涙ちょうだいの展開なものの、メリオダスはまさかの一刀両断でフラウドリンを粉砕。メリオダスの顔には笑み。もはや醜い魔神のフラウドリンの方がまだ人間性があると言ってもいいぐらいだった。
(七つの大罪 24巻)
でもメリオダスは必死に自分の中の「悪」と戦っていた。愛しのエリザベスを守るためには圧倒的な闘級が必要。ただそれはすなわち、かつての暴虐無道だった魔神時代に限りなく近付くということ。それ故の「オレは昔の自分に戻るのが怖いよ」という涙に繋がる。
果たしてメリオダスの運命は?
七つの大罪24巻の総括
『七つの大罪』24巻は、やはりこの感想記事タイトルにもあるように、主人公・メリオダスの涙に尽きるのではないか。『七つの大罪』で初めて個人的にグッと来たかもしれない。ドラマをしっかり描けてる感じがします。
少女コミックで例えると「嫌いなのに…嫌いなのに…どんどん好きになっちゃうぅぅ~」という逆バージョン。全くシチュエーションが違うものの、こういったキャラクターの葛藤に読者は共感や同情を覚えるんだと思います。『七つの大罪』の今後の展開の肝になるというか、こういうキャラの深掘り部分を増やせるといいんでしょうね。
そして目下の敵・十戒はフルボッコされ状態。あっという間に次々と消滅。24巻の前の23巻では「七つの大罪は十戒を倒すために集めたメンバー」と煽りつつ、さすがにこの現実にやや肩透かし感は否めないものの、下手に小細工に走らないので読み味は悪くないか。
ちなみに心なしかキャラクター名を最初に呼ぶことが増えて、最近の『七つの大罪』は全体的に読みやすくなった気がします。下手なセリフを入れるより名前を絶叫するだけで、十分絵になります。
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