【迷言】ワンパンマンの笑える名言集14選【漫画・アニメ】
- 06/18/2017 00:38
おすすめしたいヒーロー漫画ランキング上位と言えば、『ワンパンマン』。作者はONE(原作者)と村田雄介(作画)。出版社は集英社。子供向けアニメ『アンパンマン』をモチーフにしたタイトルですが、内容は全く異質。
主人公・サイタマがたった一撃で怪人を倒していくというストーリー。あまりに呆気ないそれはヒーロー漫画というよりギャグ漫画に近い。ただ『ワンパンマン』は笑いだけではなく、作者・村田雄介の圧倒的な画力から紡ぎ出されるアクション描写も圧巻。「ワンパンマンが面白い」という考察記事も参考になります。
そこで今回は『ワンパンマン』は笑える名言だけを集めてみました。敢えて面白いというかフザけた名言…いやもはや迷言を中心にピックアップ。だから割りとテキトーに読み流し推奨です(笑)
(ワンパンマン1巻)
まず最初の名言(迷言)が「趣味でヒーローをやっている者だ」。
主人公・サイタマが『ワンパンマン』1話目の序盤で怪人・ワクチンマンに対して言い放った強烈な一言。ワクチンマンは強固な使命を持って地球を侵略しに来たにも関わらず、まさかのフカシ発言にブチ切れたという名言。きっと『ワンパンマン』で誰もが一番覚えてる名言ではなかろうか。
ただこれほど相手を挑発してる名言もありません。『ドラゴンボール』の孫悟空がフリーザ相手に「おっすオラ悟空。趣味でてめぇを倒すもんだ」と言ってるようなもん。もしくは実際に趣味で総理大臣をやっている安倍晋三のようなものか。
(ワンパンマン1巻)
続いての名言(迷言)が「またワンパンで終わっちまった!くそったれえええええ」。
町一つに壊滅的なダメージを与えたワクチンマン。ましてや前述のややもすると挑発的なサイタマの名言でぶちギレ状態。まさにパワーアップしたワクチンマンに対して、まさかの一撃で倒してしまうサイタマ。
「また」という表現から何度も瞬殺してしまったことが伺えますが、木っ端微塵と化したワクチンマンを前に、思わず出た一言がそれ。普通は怪人を倒せば喜ばしいんですが、あくまでサイタマは「趣味」でヒーローをやってる。だから結果よりはモチベーションや達成感の方が大事だからこその名言。
もし迷子になってる子供を善意で助けようとしても、その子供が江戸川コナンくんのように自分でスイスイと母親の居場所を見つけ出したらきっと素直に喜べません。また過労死が問題になっている日本だからこそ「趣味」の大事さを執拗なまでに伝えてくれる名言(テキトー)。
(ワンパンマン1巻)
続いての名言(迷言)が「思えばあれから3年経つのか…俺はハゲるくらい死に物狂いで特訓して、無敵のパワーを身につける事に成功した。なりたかったヒーローになれたはずだった。だがなぜだろう。こんなにも心が満たされないのは…」。
かなり長すぎる名言ではあるものの、主人公・サイタマは圧倒的に強い。でも3年前まではどこにでもいる就活中の無職だった。そこでカニランテという怪人に襲われ、ヒーローになることを決意した。サイタマはカニランテに何とか勝利したものの、その時はまだヒーローになりたいと思ったことからも「やりがい」みたいなもんを感じてた。
理由はシンプル。実力がそこそこ拮抗してたから。確かにビデオゲームで遊んでてもチート設定ほど面白くないもんはありませんからね。やはりヒーローも同じく強すぎてもやり甲斐やモチベーションを維持できないらしい。
まさに現代社会で暮らす子供たちに対する実に示唆に富んだ名言です(多分)。
(ワンパンマン1巻)
続いての名言(迷言)が「見っけ」。
「進化の家」と呼ばれる組織から怪人たちが次々と送り込まれてくる。特にトップクラスの実力を誇るのが獣王というライオン風の怪人。思わず部下と思しきモグラは「待て!今は殺すな!」と叫ぶものの、もちろんサイタマのワンパンであっけなく敗北。
モグラの怪人は「あ、あんなの聞いてない」と地中に大急ぎで潜って逃げるものの、まさかの地中を追いかけてきたサイタマ。そして、その名言をポツリ。サイタマの表情も含めてヒーロー漫画というより、ちょっとしたホラーマンガ。自販機の下に100円玉見つけたようなノリで言うなよっていう。
(ワンパンマン3巻)
続いての名言(迷言)が「しかし町は平和だった」。
趣味でヒーロー始めたサイタマだったが、その後は無事ヒーロー免許を取得して正規のヒーロー(ランクはC級ヒーロー)になる。ただC級ヒーローは「一週間に一度はヒーロー活動を行う」ことが義務付けられてる。もしヒーロー活動を行わなければ自動的に免許が失効する。何故なら数が多いから自然淘汰させていくシステムの模様。
もちろんサイタマは実力はピカイチなものの、性格はそこら辺の落ちこぼれ大学生並みに怠惰。サイタマは案の定マンガを読みふけってヒーロー活動を一切行ってなかった。そこで慌てて町に怪人を探しに行くものの怪人が現れる気配は微塵もなく、まさに町は平和すぎた。
まさかの町の破壊をあんに願ってるヒーロー爆誕。
(ワンパンマン4巻)
続いての名言(迷言)が「一件落着だな」。
ある日、災害レベル竜レベルの最悪の事態が発生。まさかの地球に巨大隕石が飛来。しかも数十分後に地球に落下するという緊急事態。NASA無能すぎやろというツッコミはさておき、そこでサイタマは隕石に直接パンチを食らわせるという方法を取る。
さすがのサイタマでも隕石は砕けないやろうと思っちゃいますが、見事に粉砕に成功。当然サイタマは一安心するものの、現実は小型の隕石が増えただけ。やはりもっと細かく砕かないとダメ。そして雨のように降り注ぐ隕石を背にサイタマは「一安心」という名言を放つ。
まさに「志村うしろーうしろー」状態。このフザけた表情を見る限りは、サイタマはちょっとした悪の手先。まあ、もし地球に巨大隕石が落下する場合、ミサイルは一発二発程度をぶっ放す程度では被害は防げないのでしょう。頑張れNASA。
(ワンパンマン4巻)
この隕石落下の場面でのもう一つの名言(迷言)が「俺の町に落ちてんじゃねぇ!!」。これに関して言えば迷言ではなく、完全に名言。もはやカッコいいとしか言いようがない名言。
(ワンパンマン4巻)
ただ「笑える」という基準で考えたら、このサイタマの頭のピカリっぷりが笑ってしまいます。ある意味、ちょっとしたミサイルや核弾頭。
(ワンパンマン5巻)
続いての名言(迷言)が「ああヒーロー達に心から感謝だな」。
深海王と呼ばれる怪人が登場した回。コイツがなかなかの強敵。ヒーロー協会が誇るトップクラスのS級ヒーローたちでも手も足も出ない。そこでも衆人環視のもと、やはりサイタマのワンパンが炸裂。ただ市民たちは「実はあまり強い怪人じゃなかったんじゃね?」と懐疑的な視線を送る。
ただサイタマは敢えて悪役キャラを演じる。何故なら、その懐疑を突き詰めていくと「他のヒーローたちは一般人と変わらないぐらい弱い」と思われてしまうから。実際サイタマ以外のヒーローの多くは弱いんですが、そうすると市民たちに不安だけが広がる。
そこでサイタマは「他のヒーローが怪人の体力奪ってくれたおかげでスゲー楽に倒せた。遅れてきてよかった。俺何もやってないのに手柄独り占めにできたぜー」とあえて悪態をついて見せた。うーん…これ普通にいい名言やん。笑える要素ないやん…と、この名言記事に書いてから気付いたのは内緒。
(ワンパンマン6巻)
続いての名言(迷言)が「殺された男子達の恨みは俺が晴らす」。
深海王の次に現れた強敵がボロス。暗黒盗賊団・ダークマターのボス。巨大な宇宙船で一瞬で街を破壊し尽くす。そしてメルザルガルドといった部下を地球に送り込む。これまた強敵でほぼ不死身。
この怪人にS級ヒーロー・ぷりぷりプリズナーが応戦した瞬間の最初の一言がそれ。何故ならぷりぷりプリズナーは男の子が大好きなおネエ系だから!!勝手に無念を晴らされても男の子たちはあの世から困惑顔を浮かべてる気もしますが、カッコイイんだかカッコ悪いんだかという名言。
(ワンパンマン9巻)
続いての名言(迷言)が「あばッふッ」。
音速のソニックとS級ヒーロー兼サイタマの弟子・ジェノスがいざこざを起こした回。さすがにしつこく絡んでくるソニックに対して、ついにサイタマが本気を出す。そこでソニックは究極奥義を披露し、10人以上に残像を発生させる高速技を見せつける。
しかしながらサイタマが本気で反復横跳びを披露したら、下手したら100人以上の残像が発生。さすがのソニックも完敗以上の完敗。自分得意な分野で完敗したもんだから、思わず出た驚きの叫びが文章にならない声だった。
最近中学生の棋士が話題になってますが(名前失念)、きっと羽生善治も思わず心の中では「あばッふッ」と叫んでたに違いない。
(ワンパンマン10巻)
続いての名言(迷言)が「本当の戦いか…覚えてねぇなその感覚」。
怪人・ガロウの「戦闘技術(武術)」に興味を持ったサイタマは、そこでチャランコの代わりに変装してある格闘技大会に出場。そこでS級ヒーロー・バングの二番弟子だったニガムシに遭遇する。でもこのニガムシが割りと嫌な性格だった。
サイタマは思わず「ガロウから逃げ出したヤツがいつまでも先輩面すんな」とついポツリ。イラッと来たニガムシは「リングで本当の戦いとは何たるかを教えてやる」と捨てゼリフを吐いて部屋を出る。その後、サイタマはカツラを取って思わず過去を振り返って、このセリフを吐く。
『ワンパンマン』を読んでる限りは「でしょうね」としか反応しようがありませんが、当然この格闘技大会でもサイタマは本気を出すことなく終わります。本当にガロウのクダリは無駄な展開すぎて、悪い意味で笑えます。
(ワンパンマン10巻)
続いての名言(迷言)が「ダサいかどうかは自分で決めていいんだって」。
『ワンパンマン』10巻の読み切り。ある時、ヒーロースーツコンテストなるファンションを競う大会が行われる。審査委員長・トラジロウはファッションを評論する能力には長けていたものの、息子の服を選ぶセンスが圧倒的になかった。奇抜な服を着せられるトラジロウジュニアはいつもそれを理由にイジメられていた。
でもサイタマは「ダサいかどうかは自分できめていい」と一言アドバイス。他人の評価も大事だけれど、あくまで大事なのは価値基準は自分で決めること。そうでなきゃ他人に振り回される人生を歩むことになる。
ヒーローの内容とは一切関係ありせんが、割りと良い名言。ただ肝心のサイタマのファッションセンスがクソダサイというオチ。「勉強より世の中は大事なことがたくさんあるんだぜ」とアドバイスしてるヤツがまさかの偏差値30台、みたいなもんか。説得力って大事ですよね。うん。
(ワンパンマン12巻)
続いての名言(迷言)が「こんなの攻撃の内に入らないわよ」。
またガロウ編。いい加減うんざりのシリーズですが、それとは別に怪人協会なる組織が街を襲撃。そこに怪人姫・孥Sという操作系の能力を持つ怪人が登場。その孥SにB級ヒーロー・フブキが応戦するものの劣勢。
ただそこにフブキの姉であり、S級ヒーローでもあるタツマキが加勢。でも操作されているフブキたちの仲間を一切気にせず攻撃。タツマキ本人は「身動きを取れなくしただけ」と主張するものの、ビルのコンクリにめり込むって相当。
そしてタツマキは更に続けて「こういうの味方じゃなくて足手まといって言うのよ」とトドメ。しかもB級で粋がってるフブキに対しても、「まだB級同好会を続けていたなんて驚いたわ」とチクリ。このタツマキの表情が絶妙に原辰徳。
(ワンパンマン12巻)
続いての名言(迷言)が「トイレ行ってた」。
格闘技大会に参加中のサイタマ。相変わらずニガムシは嫌なヤツ全開。挙句の果てには自分が勝利した直後に、「見てなかったのか?先輩の勇姿を」とサイタマを暗に批判。もしサッカー日本代表の名言製造マシーン・本田圭佑が「え?俺のゴール見てへんかったん?」と言ったとしても多分イラッとくる発言。
それに対してサイタマが全速力でフカすように切り替えしたのが、その名言。きっと熱血漢の松岡修造に同じような切り返しをしたら、多分テニスラケットでガットがちぎれるほどほど殴られるはず。
以上、『ワンパンマン』の笑える名言(迷言)でした。
記事タイトルで「笑える」とハードルを上げてしまった感もありますが、ギャグベースのいかにも『ワンパンマン』らしい面白い名言は多かった気がします。中には正道な名言もチラホラあった気もしますが、この笑いとシリアスの絶妙なラインが『ワンパンマン』が面白い秘訣なのでしょう。
ちなみに『ワンパンマン』に関するガチ名言【完全版】はこちらの記事を参照。そちらでは一応笑いを抜きにしたカッコイイしびれる名言が主にまとめられているので、ご興味がある方はチェックしてみてください。
主人公・サイタマがたった一撃で怪人を倒していくというストーリー。あまりに呆気ないそれはヒーロー漫画というよりギャグ漫画に近い。ただ『ワンパンマン』は笑いだけではなく、作者・村田雄介の圧倒的な画力から紡ぎ出されるアクション描写も圧巻。「ワンパンマンが面白い」という考察記事も参考になります。
そこで今回は『ワンパンマン』は笑える名言だけを集めてみました。敢えて面白いというかフザけた名言…いやもはや迷言を中心にピックアップ。だから割りとテキトーに読み流し推奨です(笑)
名言「趣味でヒーローをやっている者だ」
(ワンパンマン1巻)
まず最初の名言(迷言)が「趣味でヒーローをやっている者だ」。
主人公・サイタマが『ワンパンマン』1話目の序盤で怪人・ワクチンマンに対して言い放った強烈な一言。ワクチンマンは強固な使命を持って地球を侵略しに来たにも関わらず、まさかのフカシ発言にブチ切れたという名言。きっと『ワンパンマン』で誰もが一番覚えてる名言ではなかろうか。
ただこれほど相手を挑発してる名言もありません。『ドラゴンボール』の孫悟空がフリーザ相手に「おっすオラ悟空。趣味でてめぇを倒すもんだ」と言ってるようなもん。もしくは実際に趣味で総理大臣をやっている安倍晋三のようなものか。
名言「またワンパンで終わっちまった」
(ワンパンマン1巻)
続いての名言(迷言)が「またワンパンで終わっちまった!くそったれえええええ」。
町一つに壊滅的なダメージを与えたワクチンマン。ましてや前述のややもすると挑発的なサイタマの名言でぶちギレ状態。まさにパワーアップしたワクチンマンに対して、まさかの一撃で倒してしまうサイタマ。
「また」という表現から何度も瞬殺してしまったことが伺えますが、木っ端微塵と化したワクチンマンを前に、思わず出た一言がそれ。普通は怪人を倒せば喜ばしいんですが、あくまでサイタマは「趣味」でヒーローをやってる。だから結果よりはモチベーションや達成感の方が大事だからこその名言。
もし迷子になってる子供を善意で助けようとしても、その子供が江戸川コナンくんのように自分でスイスイと母親の居場所を見つけ出したらきっと素直に喜べません。また過労死が問題になっている日本だからこそ「趣味」の大事さを執拗なまでに伝えてくれる名言(テキトー)。
名言「俺はハゲるくらい死に物狂いで特訓したのにこんなにも心が満たされないのは…」
(ワンパンマン1巻)
続いての名言(迷言)が「思えばあれから3年経つのか…俺はハゲるくらい死に物狂いで特訓して、無敵のパワーを身につける事に成功した。なりたかったヒーローになれたはずだった。だがなぜだろう。こんなにも心が満たされないのは…」。
かなり長すぎる名言ではあるものの、主人公・サイタマは圧倒的に強い。でも3年前まではどこにでもいる就活中の無職だった。そこでカニランテという怪人に襲われ、ヒーローになることを決意した。サイタマはカニランテに何とか勝利したものの、その時はまだヒーローになりたいと思ったことからも「やりがい」みたいなもんを感じてた。
理由はシンプル。実力がそこそこ拮抗してたから。確かにビデオゲームで遊んでてもチート設定ほど面白くないもんはありませんからね。やはりヒーローも同じく強すぎてもやり甲斐やモチベーションを維持できないらしい。
まさに現代社会で暮らす子供たちに対する実に示唆に富んだ名言です(多分)。
名言「見っけ」
(ワンパンマン1巻)
続いての名言(迷言)が「見っけ」。
「進化の家」と呼ばれる組織から怪人たちが次々と送り込まれてくる。特にトップクラスの実力を誇るのが獣王というライオン風の怪人。思わず部下と思しきモグラは「待て!今は殺すな!」と叫ぶものの、もちろんサイタマのワンパンであっけなく敗北。
モグラの怪人は「あ、あんなの聞いてない」と地中に大急ぎで潜って逃げるものの、まさかの地中を追いかけてきたサイタマ。そして、その名言をポツリ。サイタマの表情も含めてヒーロー漫画というより、ちょっとしたホラーマンガ。自販機の下に100円玉見つけたようなノリで言うなよっていう。
名言「しかし町は平和だった」
(ワンパンマン3巻)
続いての名言(迷言)が「しかし町は平和だった」。
趣味でヒーロー始めたサイタマだったが、その後は無事ヒーロー免許を取得して正規のヒーロー(ランクはC級ヒーロー)になる。ただC級ヒーローは「一週間に一度はヒーロー活動を行う」ことが義務付けられてる。もしヒーロー活動を行わなければ自動的に免許が失効する。何故なら数が多いから自然淘汰させていくシステムの模様。
もちろんサイタマは実力はピカイチなものの、性格はそこら辺の落ちこぼれ大学生並みに怠惰。サイタマは案の定マンガを読みふけってヒーロー活動を一切行ってなかった。そこで慌てて町に怪人を探しに行くものの怪人が現れる気配は微塵もなく、まさに町は平和すぎた。
まさかの町の破壊をあんに願ってるヒーロー爆誕。
名言「一件落着だな」
(ワンパンマン4巻)
続いての名言(迷言)が「一件落着だな」。
ある日、災害レベル竜レベルの最悪の事態が発生。まさかの地球に巨大隕石が飛来。しかも数十分後に地球に落下するという緊急事態。NASA無能すぎやろというツッコミはさておき、そこでサイタマは隕石に直接パンチを食らわせるという方法を取る。
さすがのサイタマでも隕石は砕けないやろうと思っちゃいますが、見事に粉砕に成功。当然サイタマは一安心するものの、現実は小型の隕石が増えただけ。やはりもっと細かく砕かないとダメ。そして雨のように降り注ぐ隕石を背にサイタマは「一安心」という名言を放つ。
まさに「志村うしろーうしろー」状態。このフザけた表情を見る限りは、サイタマはちょっとした悪の手先。まあ、もし地球に巨大隕石が落下する場合、ミサイルは一発二発程度をぶっ放す程度では被害は防げないのでしょう。頑張れNASA。
名言「俺の町に落ちてんじゃねぇ!!」
(ワンパンマン4巻)
この隕石落下の場面でのもう一つの名言(迷言)が「俺の町に落ちてんじゃねぇ!!」。これに関して言えば迷言ではなく、完全に名言。もはやカッコいいとしか言いようがない名言。
(ワンパンマン4巻)
ただ「笑える」という基準で考えたら、このサイタマの頭のピカリっぷりが笑ってしまいます。ある意味、ちょっとしたミサイルや核弾頭。
名言「ああヒーロー達に心から感謝だな」
(ワンパンマン5巻)
続いての名言(迷言)が「ああヒーロー達に心から感謝だな」。
深海王と呼ばれる怪人が登場した回。コイツがなかなかの強敵。ヒーロー協会が誇るトップクラスのS級ヒーローたちでも手も足も出ない。そこでも衆人環視のもと、やはりサイタマのワンパンが炸裂。ただ市民たちは「実はあまり強い怪人じゃなかったんじゃね?」と懐疑的な視線を送る。
ただサイタマは敢えて悪役キャラを演じる。何故なら、その懐疑を突き詰めていくと「他のヒーローたちは一般人と変わらないぐらい弱い」と思われてしまうから。実際サイタマ以外のヒーローの多くは弱いんですが、そうすると市民たちに不安だけが広がる。
そこでサイタマは「他のヒーローが怪人の体力奪ってくれたおかげでスゲー楽に倒せた。遅れてきてよかった。俺何もやってないのに手柄独り占めにできたぜー」とあえて悪態をついて見せた。うーん…これ普通にいい名言やん。笑える要素ないやん…と、この名言記事に書いてから気付いたのは内緒。
名言「殺された男子達の恨みは俺が晴らす」
(ワンパンマン6巻)
続いての名言(迷言)が「殺された男子達の恨みは俺が晴らす」。
深海王の次に現れた強敵がボロス。暗黒盗賊団・ダークマターのボス。巨大な宇宙船で一瞬で街を破壊し尽くす。そしてメルザルガルドといった部下を地球に送り込む。これまた強敵でほぼ不死身。
この怪人にS級ヒーロー・ぷりぷりプリズナーが応戦した瞬間の最初の一言がそれ。何故ならぷりぷりプリズナーは男の子が大好きなおネエ系だから!!勝手に無念を晴らされても男の子たちはあの世から困惑顔を浮かべてる気もしますが、カッコイイんだかカッコ悪いんだかという名言。
名言「あばッふッ」
(ワンパンマン9巻)
続いての名言(迷言)が「あばッふッ」。
音速のソニックとS級ヒーロー兼サイタマの弟子・ジェノスがいざこざを起こした回。さすがにしつこく絡んでくるソニックに対して、ついにサイタマが本気を出す。そこでソニックは究極奥義を披露し、10人以上に残像を発生させる高速技を見せつける。
しかしながらサイタマが本気で反復横跳びを披露したら、下手したら100人以上の残像が発生。さすがのソニックも完敗以上の完敗。自分得意な分野で完敗したもんだから、思わず出た驚きの叫びが文章にならない声だった。
最近中学生の棋士が話題になってますが(名前失念)、きっと羽生善治も思わず心の中では「あばッふッ」と叫んでたに違いない。
名言「本当の戦いか…覚えてねぇなその感覚」
(ワンパンマン10巻)
続いての名言(迷言)が「本当の戦いか…覚えてねぇなその感覚」。
怪人・ガロウの「戦闘技術(武術)」に興味を持ったサイタマは、そこでチャランコの代わりに変装してある格闘技大会に出場。そこでS級ヒーロー・バングの二番弟子だったニガムシに遭遇する。でもこのニガムシが割りと嫌な性格だった。
サイタマは思わず「ガロウから逃げ出したヤツがいつまでも先輩面すんな」とついポツリ。イラッと来たニガムシは「リングで本当の戦いとは何たるかを教えてやる」と捨てゼリフを吐いて部屋を出る。その後、サイタマはカツラを取って思わず過去を振り返って、このセリフを吐く。
『ワンパンマン』を読んでる限りは「でしょうね」としか反応しようがありませんが、当然この格闘技大会でもサイタマは本気を出すことなく終わります。本当にガロウのクダリは無駄な展開すぎて、悪い意味で笑えます。
名言「ダサいかどうかは自分で決めていいんだって」
(ワンパンマン10巻)
続いての名言(迷言)が「ダサいかどうかは自分で決めていいんだって」。
『ワンパンマン』10巻の読み切り。ある時、ヒーロースーツコンテストなるファンションを競う大会が行われる。審査委員長・トラジロウはファッションを評論する能力には長けていたものの、息子の服を選ぶセンスが圧倒的になかった。奇抜な服を着せられるトラジロウジュニアはいつもそれを理由にイジメられていた。
でもサイタマは「ダサいかどうかは自分できめていい」と一言アドバイス。他人の評価も大事だけれど、あくまで大事なのは価値基準は自分で決めること。そうでなきゃ他人に振り回される人生を歩むことになる。
ヒーローの内容とは一切関係ありせんが、割りと良い名言。ただ肝心のサイタマのファッションセンスがクソダサイというオチ。「勉強より世の中は大事なことがたくさんあるんだぜ」とアドバイスしてるヤツがまさかの偏差値30台、みたいなもんか。説得力って大事ですよね。うん。
名言「こんなの攻撃の内に入らないわよ」
(ワンパンマン12巻)
続いての名言(迷言)が「こんなの攻撃の内に入らないわよ」。
またガロウ編。いい加減うんざりのシリーズですが、それとは別に怪人協会なる組織が街を襲撃。そこに怪人姫・孥Sという操作系の能力を持つ怪人が登場。その孥SにB級ヒーロー・フブキが応戦するものの劣勢。
ただそこにフブキの姉であり、S級ヒーローでもあるタツマキが加勢。でも操作されているフブキたちの仲間を一切気にせず攻撃。タツマキ本人は「身動きを取れなくしただけ」と主張するものの、ビルのコンクリにめり込むって相当。
そしてタツマキは更に続けて「こういうの味方じゃなくて足手まといって言うのよ」とトドメ。しかもB級で粋がってるフブキに対しても、「まだB級同好会を続けていたなんて驚いたわ」とチクリ。このタツマキの表情が絶妙に原辰徳。
名言「トイレ行ってた」
(ワンパンマン12巻)
続いての名言(迷言)が「トイレ行ってた」。
格闘技大会に参加中のサイタマ。相変わらずニガムシは嫌なヤツ全開。挙句の果てには自分が勝利した直後に、「見てなかったのか?先輩の勇姿を」とサイタマを暗に批判。もしサッカー日本代表の名言製造マシーン・本田圭佑が「え?俺のゴール見てへんかったん?」と言ったとしても多分イラッとくる発言。
それに対してサイタマが全速力でフカすように切り替えしたのが、その名言。きっと熱血漢の松岡修造に同じような切り返しをしたら、多分テニスラケットでガットがちぎれるほどほど殴られるはず。
ワンパンマンの迷言・名言総括
以上、『ワンパンマン』の笑える名言(迷言)でした。
記事タイトルで「笑える」とハードルを上げてしまった感もありますが、ギャグベースのいかにも『ワンパンマン』らしい面白い名言は多かった気がします。中には正道な名言もチラホラあった気もしますが、この笑いとシリアスの絶妙なラインが『ワンパンマン』が面白い秘訣なのでしょう。
ちなみに『ワンパンマン』に関するガチ名言【完全版】はこちらの記事を参照。そちらでは一応笑いを抜きにしたカッコイイしびれる名言が主にまとめられているので、ご興味がある方はチェックしてみてください。