亜人 11巻 ネタバレ感想| 田中、ついに佐藤に捨てられてしまう(笑)
- 10/05/2017 20:59
『亜人』11巻のネタバレ感想をレビュー。作者は桜井画門。掲載誌はgood!アフタヌーン。出版社は講談社。ジャンルは青年コミックのバトル漫画。おすすめバトル漫画人気ランキングなども参照。
この『亜人』はつい先日、綾野剛や佐藤健のW主演で実写映画化されたことが話題になりました。詳しくは「亜人の登場人物キャラクター一覧」なども参照。画像つきで実写キャストと一緒にキャラクターを解説してます。そこで今回はおそらく実写映画と合わせて発売されたであろう「亜人 11巻のネタバレ感想」を簡単にレビューしたいと思います。
まずは簡単に『亜人』11巻までの展開をおさらいしておくと、いよいよ物語は佳境。大臣と佐藤が会談で和解を模索する。この会談は緊急に設置されたこともあって、日時がまさかの「19時間後」。そこに主人公・永井圭たちは向かう。会談場所は永井圭が生まれ育ち、一度死んだ入間市。
(亜人11巻 講談社)
しかし会談場所に現れたのは、田中だけ。大臣も思わず「最重要人物の欠けた会談など意味があるか」と慌てふためく。ただ田中は亜人であるがゆえに、多大な人体実験が繰り返された。田中も「お前らが話し合うべき相手は俺だ!俺だろうがよ!」と激昂。さもありなん。
果たして佐藤はどこに消えたのか?
じゃあ佐藤が会談をほっぽらかしてどこにいるかというと、それが入間基地。タイミング的に基地で祭りが行われていた。実際、自衛隊や軍隊の国民的イメージを改善させようと、在日米軍なんかもたまにやってます。意味が有るのか無いのかはさておき、そこには総理大臣も参加する恒例行事。
(亜人11巻 講談社)
そこに佐藤が堂々と潜り込む。でも佐藤と思しき男はカメラマンを自称し、「佐藤に似てるというだけであの男は僕の仕事や生きがいを奪った」と涙ながらに人違いであると訴えかける。しかし自衛隊の幹部らしき男はじっと疑いの目で見つめる。確かにここまで顔が似ることがあるのか。わざわざ敵陣に堂々と乗り込んでくるのか。
(亜人11巻 講談社)
ただ入間基地に佐藤がついに登場。武装化した佐藤が総理大臣を襲撃。つまり先程の佐藤は佐藤ではなかったのか。少なくとも、そう判断した別の自衛隊の幹部が先程の佐藤似の男を解放。佐藤襲撃に巻き込まれないために、別の安全な部屋に隔離しようとした瞬間、男はニヤリ。
実は総理大臣の襲撃を図った佐藤の中身は「IBM」。カメラマンを自称する男がガチ佐藤。結果、セキュリティがガチガチで固められた自衛隊の施設に、無事佐藤は侵入することに成功。まさに日本政府と佐藤たち亜人による全面戦争の火蓋が切られた。
(亜人11巻 講談社)
つまり亜人と政府の融和を本気で考えていた田中は、佐藤に完全に裏切られて見捨てられる。佐藤襲撃はテレビでも中継されていたため、田中の怒りの咆哮が泣かせます。佐藤の「彼とはもうノリが合わないよ」というアッケラカンとしたセリフが何とも言えません。
そして田中は再び政府によって捉えられてしまう。そこで永井圭や下村泉たちは田中の救出に向かう。何故なら佐藤打倒のために、一人でも即戦力が欲しいから。既に永井圭はニセ佐藤の存在を体格の違いで見抜いており、下村泉の作戦に賛同。佐藤打倒は後回しのため、入間基地の惨状が12巻以降はまず描かれそう。
(亜人11巻 講談社)
オグラ博士の「永井圭はフラッドを起こせば氾濫状態のIBMが10体や20体ではきかんぞ」というセリフが、何とも意味深。おそらく露骨な前フリだと解釈できるため、永井圭のIBMの暴走が12巻か13巻以降で展開されることでしょう。そのことがどう佐藤打破に活かされるのか。
(亜人11巻 講談社)
ちなみに『亜人』で意味深サブキャラとしてしつこく登場していた曽我部ですが、ついに戸崎の手によって…。フィクサー気取りのキャラだったのに、最後の最後までポンコツだったというか何も大きな展開を生み出せなかった凡人だったなぁ~と、これはこれで泣かさせます。
以上、『亜人』11巻のネタバレ感想のレビューでした。本当にニセ佐藤の描き方が上手い。佐藤に見えるけど、しっかり身長や体格が描き分けられてる。地味に画力が高い証拠。内容的には大きな見どころには乏しかった気がしますが、果たしてどう最終フェーズを決着付けるんでしょうか?
ちなみに「漫画『亜人』が面白いので徹底考察してみた」、「【亜人】クレイジー佐藤の怖すぎる言動まとめ」も亜人に興味がある読者の方は是非御覧ください。佐藤というキャラクターは良くも悪くも面白い。
この『亜人』はつい先日、綾野剛や佐藤健のW主演で実写映画化されたことが話題になりました。詳しくは「亜人の登場人物キャラクター一覧」なども参照。画像つきで実写キャストと一緒にキャラクターを解説してます。そこで今回はおそらく実写映画と合わせて発売されたであろう「亜人 11巻のネタバレ感想」を簡単にレビューしたいと思います。
亜人11巻までの展開
まずは簡単に『亜人』11巻までの展開をおさらいしておくと、いよいよ物語は佳境。大臣と佐藤が会談で和解を模索する。この会談は緊急に設置されたこともあって、日時がまさかの「19時間後」。そこに主人公・永井圭たちは向かう。会談場所は永井圭が生まれ育ち、一度死んだ入間市。

(亜人11巻 講談社)
しかし会談場所に現れたのは、田中だけ。大臣も思わず「最重要人物の欠けた会談など意味があるか」と慌てふためく。ただ田中は亜人であるがゆえに、多大な人体実験が繰り返された。田中も「お前らが話し合うべき相手は俺だ!俺だろうがよ!」と激昂。さもありなん。
果たして佐藤はどこに消えたのか?
佐藤、入間基地を攻め落とす
じゃあ佐藤が会談をほっぽらかしてどこにいるかというと、それが入間基地。タイミング的に基地で祭りが行われていた。実際、自衛隊や軍隊の国民的イメージを改善させようと、在日米軍なんかもたまにやってます。意味が有るのか無いのかはさておき、そこには総理大臣も参加する恒例行事。

(亜人11巻 講談社)
そこに佐藤が堂々と潜り込む。でも佐藤と思しき男はカメラマンを自称し、「佐藤に似てるというだけであの男は僕の仕事や生きがいを奪った」と涙ながらに人違いであると訴えかける。しかし自衛隊の幹部らしき男はじっと疑いの目で見つめる。確かにここまで顔が似ることがあるのか。わざわざ敵陣に堂々と乗り込んでくるのか。

(亜人11巻 講談社)
ただ入間基地に佐藤がついに登場。武装化した佐藤が総理大臣を襲撃。つまり先程の佐藤は佐藤ではなかったのか。少なくとも、そう判断した別の自衛隊の幹部が先程の佐藤似の男を解放。佐藤襲撃に巻き込まれないために、別の安全な部屋に隔離しようとした瞬間、男はニヤリ。
実は総理大臣の襲撃を図った佐藤の中身は「IBM」。カメラマンを自称する男がガチ佐藤。結果、セキュリティがガチガチで固められた自衛隊の施設に、無事佐藤は侵入することに成功。まさに日本政府と佐藤たち亜人による全面戦争の火蓋が切られた。

(亜人11巻 講談社)
つまり亜人と政府の融和を本気で考えていた田中は、佐藤に完全に裏切られて見捨てられる。佐藤襲撃はテレビでも中継されていたため、田中の怒りの咆哮が泣かせます。佐藤の「彼とはもうノリが合わないよ」というアッケラカンとしたセリフが何とも言えません。
可哀想な田中たんを救い出せ
そして田中は再び政府によって捉えられてしまう。そこで永井圭や下村泉たちは田中の救出に向かう。何故なら佐藤打倒のために、一人でも即戦力が欲しいから。既に永井圭はニセ佐藤の存在を体格の違いで見抜いており、下村泉の作戦に賛同。佐藤打倒は後回しのため、入間基地の惨状が12巻以降はまず描かれそう。

(亜人11巻 講談社)
オグラ博士の「永井圭はフラッドを起こせば氾濫状態のIBMが10体や20体ではきかんぞ」というセリフが、何とも意味深。おそらく露骨な前フリだと解釈できるため、永井圭のIBMの暴走が12巻か13巻以降で展開されることでしょう。そのことがどう佐藤打破に活かされるのか。

(亜人11巻 講談社)
ちなみに『亜人』で意味深サブキャラとしてしつこく登場していた曽我部ですが、ついに戸崎の手によって…。フィクサー気取りのキャラだったのに、最後の最後までポンコツだったというか何も大きな展開を生み出せなかった凡人だったなぁ~と、これはこれで泣かさせます。
亜人11巻の総括
以上、『亜人』11巻のネタバレ感想のレビューでした。本当にニセ佐藤の描き方が上手い。佐藤に見えるけど、しっかり身長や体格が描き分けられてる。地味に画力が高い証拠。内容的には大きな見どころには乏しかった気がしますが、果たしてどう最終フェーズを決着付けるんでしょうか?
ちなみに「漫画『亜人』が面白いので徹底考察してみた」、「【亜人】クレイジー佐藤の怖すぎる言動まとめ」も亜人に興味がある読者の方は是非御覧ください。佐藤というキャラクターは良くも悪くも面白い。