なぜ東堂院聖也16歳は彼女が出来ないのか?/第5巻 【画像あり】
- 06/26/2013 18:00
【評価】
●偏差値……60
●テンポ展開力……★★★★☆+
●キャラクター……★★★☆☆+
●画力コマ割り……★★★☆☆
【画像レビュー】
<ざっくりあらまし>
憧れだった先輩とついにデート。ニヤニヤが止まらない東堂院だった。


しかしデート中、元カレの話をちょいちょい挟んでくる先輩。

イラつく東堂院。ただ先輩は不安だっただけだった。会ってすぐ言い寄ってきた東堂院の気持ちに疑心暗鬼だったせいで、ついつい東堂院を試すような行動を取っていた。

翌日、自転車で快走している東堂院。そこでとんでもない光景を目にする。先輩と大学生の元カレが手をつないで歩いていた。なんて日だ!

先輩は元カレによりを戻そうと言われていた。そして、ずっと揺らいでいた気持ち。ただ会って間もない東堂院が、やはりそれに打ち勝つことはできなかった。東堂院「先輩も俺と同じ弱い人間だったんだ…」。そして、再び失恋をする東堂院だった。

〈漫画家を目指す同級生との出会い〉
そして、季節は11月を過ぎようとしていた。東堂院は恋愛そのものに対して、すっかり失望していた。しかし、そこで新たな出会いが待っていた。北島はるか。漫画家を目指す関西弁の同級生。画の上手い東堂院とはあっさり仲良くなり、漫画家を育成するセミナーみたいなのに行くことになる。

そのセミナーの中でまた新たな出会いが待っていた。日野良枝。東堂院とは一年生の時にクラスが一緒だったネクラな女の子。そして、北島とも一時期部活が同じだったため、三人は家で一緒に漫画を描くようになるのもすぐだった。東堂院はそこで地で行くようなダメ人間の漫画を描く。それを見た日野は「読み切りで描いてみて」と東堂院の腕を思わずギュッと掴む。恍惚に似た陶酔感に浸る東堂院。ドキドキする東堂院。これって恋!?

そして、すっかり三人で集まることも増えた東堂院。しかし、これって「男として見られてないってことだよな?」と頭をもたげる東堂院。「勘違いするな勘違いするな」と必死に気持ちを抑えこむ東堂院。

恋バナになる三人。おそらく全員バージンのはずだが、東堂院は日野のことを「イケイケのはず」と思い込む。
しつこく「付き合ったことあるでしょ?」うんぬんと日野を責め立てるものの、頑なに違うと否定する日野。先輩のことで更に人を信じられなくなった東堂院は暴走。

そこで日野は落ち着いて「その気持を漫画に描いてみよう」と優しく提案。そこで描かれた漫画が『暗黒の門』!ババン!またしても暗い!


ふと東堂院は思う。「俺たち漫画以外で接点ないなぁ」。そして、廊下でたまたま北島と遭遇する。北島は男子に囲まれて、みんなに人気だった。東堂院に気づいた北島は「一緒に帰ろうやー」と、モスバーガーに寄り道。東堂院「北島は誰とでも仲良くなれてうらやましいよ」北島「そうかな…でも誰とでもこーやって二人で遊ぶ訳やないし!」東堂院「ん…アハハ…」。鈍感な東堂院でも何か変だと気づく。

そのまま東堂院の家に直行して、描きかけの漫画を二人で描くことになる。しかし気付くと、時間はとっくに12時を回っていた。東堂院「と…泊まっていく?」北島「ありがとうな…男子の家に泊まるん初めてやで!」。まさかのあっさりオッケー!
今度こそ彼女が出来る!?彼女と出来る!?
<総評>
先輩とは今度こそ上手く行くような雰囲気でしたが、やはりダメでした。「何やねん結局年上がええんかい」と高校生なら共感できそうなオチ。ただ所詮そういう年代が年上年下と言っても1歳2歳しか年齢が違わないんですから、結局精神年齢や経済力とか含めてほとんど変わらないんですけどね。だから年上年下論争をしたがる若者を見ると、「可愛いなぁ」とか思っちゃう。
そして、また新たな女の子たちが登場。漫画家を目指す二人の同級生。どちらともルックスは抜群ですが、性格は対照的。東堂院は最初ネクラっぽい日野に心が惹かれますが、途中から北島に完全にシフト?自分のことを好きになってくれたら誰でもええんかいっていうw実際そんなもんなんでしょうけど。女の子は分からないけど、男子的には「とりあえず貰えるもんは貰っときたい」ってな感覚に近いのかも。
こういう漫画でありがちな笑いもちょいちょいある。例えば、その漫画のヒロインを日野にしてしまうとか。思わず、「あれ?俺キモくね?」と自問自答。漫画を描いたりしなくても、頭の中だけで二人が恋人同士でデートしたりみたいな妄想をしがち。ある程度その妄想に満足感を得たら、何もエレクトしてないのにいきなり賢者タイムが舞い降りて「アカンアカン」と自分を諌めたりする。特に高校生あたりだとありがちなネタ。

あと北島が自分の家に泊まるかどうかって時も笑えた。12時過ぎた瞬間動揺のあまり、東堂院の漫画を描いてる手が高速で震えたり、北島が泊まると聞いた瞬間の東堂院の勘違いをロケットに例えて描写されてるくだりとか。ロケットが発射されちゃったら、絶対元には戻らないですもんね。でもよく東堂院は耐えた方。普通、自分の部屋に女の子が入った時点でロケットが発射されちゃう。東堂院が描き上げた漫画の副タイトル「もう誰も信じない」も笑った。

◯ついでに他の購入者レビューもチェック!!⇒なぜ東堂院聖也16歳は彼女が出来ないのか?(5) (ライバルKC)

イラつく東堂院。ただ先輩は不安だっただけだった。会ってすぐ言い寄ってきた東堂院の気持ちに疑心暗鬼だったせいで、ついつい東堂院を試すような行動を取っていた。

翌日、自転車で快走している東堂院。そこでとんでもない光景を目にする。先輩と大学生の元カレが手をつないで歩いていた。なんて日だ!

先輩は元カレによりを戻そうと言われていた。そして、ずっと揺らいでいた気持ち。ただ会って間もない東堂院が、やはりそれに打ち勝つことはできなかった。東堂院「先輩も俺と同じ弱い人間だったんだ…」。そして、再び失恋をする東堂院だった。

〈漫画家を目指す同級生との出会い〉
そして、季節は11月を過ぎようとしていた。東堂院は恋愛そのものに対して、すっかり失望していた。しかし、そこで新たな出会いが待っていた。北島はるか。漫画家を目指す関西弁の同級生。画の上手い東堂院とはあっさり仲良くなり、漫画家を育成するセミナーみたいなのに行くことになる。

そのセミナーの中でまた新たな出会いが待っていた。日野良枝。東堂院とは一年生の時にクラスが一緒だったネクラな女の子。そして、北島とも一時期部活が同じだったため、三人は家で一緒に漫画を描くようになるのもすぐだった。東堂院はそこで地で行くようなダメ人間の漫画を描く。それを見た日野は「読み切りで描いてみて」と東堂院の腕を思わずギュッと掴む。恍惚に似た陶酔感に浸る東堂院。ドキドキする東堂院。これって恋!?

そして、すっかり三人で集まることも増えた東堂院。しかし、これって「男として見られてないってことだよな?」と頭をもたげる東堂院。「勘違いするな勘違いするな」と必死に気持ちを抑えこむ東堂院。

恋バナになる三人。おそらく全員バージンのはずだが、東堂院は日野のことを「イケイケのはず」と思い込む。
しつこく「付き合ったことあるでしょ?」うんぬんと日野を責め立てるものの、頑なに違うと否定する日野。先輩のことで更に人を信じられなくなった東堂院は暴走。

そこで日野は落ち着いて「その気持を漫画に描いてみよう」と優しく提案。そこで描かれた漫画が『暗黒の門』!ババン!またしても暗い!


ふと東堂院は思う。「俺たち漫画以外で接点ないなぁ」。そして、廊下でたまたま北島と遭遇する。北島は男子に囲まれて、みんなに人気だった。東堂院に気づいた北島は「一緒に帰ろうやー」と、モスバーガーに寄り道。東堂院「北島は誰とでも仲良くなれてうらやましいよ」北島「そうかな…でも誰とでもこーやって二人で遊ぶ訳やないし!」東堂院「ん…アハハ…」。鈍感な東堂院でも何か変だと気づく。

そのまま東堂院の家に直行して、描きかけの漫画を二人で描くことになる。しかし気付くと、時間はとっくに12時を回っていた。東堂院「と…泊まっていく?」北島「ありがとうな…男子の家に泊まるん初めてやで!」。まさかのあっさりオッケー!
今度こそ彼女が出来る!?彼女と出来る!?
<総評>
先輩とは今度こそ上手く行くような雰囲気でしたが、やはりダメでした。「何やねん結局年上がええんかい」と高校生なら共感できそうなオチ。ただ所詮そういう年代が年上年下と言っても1歳2歳しか年齢が違わないんですから、結局精神年齢や経済力とか含めてほとんど変わらないんですけどね。だから年上年下論争をしたがる若者を見ると、「可愛いなぁ」とか思っちゃう。
そして、また新たな女の子たちが登場。漫画家を目指す二人の同級生。どちらともルックスは抜群ですが、性格は対照的。東堂院は最初ネクラっぽい日野に心が惹かれますが、途中から北島に完全にシフト?自分のことを好きになってくれたら誰でもええんかいっていうw実際そんなもんなんでしょうけど。女の子は分からないけど、男子的には「とりあえず貰えるもんは貰っときたい」ってな感覚に近いのかも。
こういう漫画でありがちな笑いもちょいちょいある。例えば、その漫画のヒロインを日野にしてしまうとか。思わず、「あれ?俺キモくね?」と自問自答。漫画を描いたりしなくても、頭の中だけで二人が恋人同士でデートしたりみたいな妄想をしがち。ある程度その妄想に満足感を得たら、何もエレクトしてないのにいきなり賢者タイムが舞い降りて「アカンアカン」と自分を諌めたりする。特に高校生あたりだとありがちなネタ。

あと北島が自分の家に泊まるかどうかって時も笑えた。12時過ぎた瞬間動揺のあまり、東堂院の漫画を描いてる手が高速で震えたり、北島が泊まると聞いた瞬間の東堂院の勘違いをロケットに例えて描写されてるくだりとか。ロケットが発射されちゃったら、絶対元には戻らないですもんね。でもよく東堂院は耐えた方。普通、自分の部屋に女の子が入った時点でロケットが発射されちゃう。東堂院が描き上げた漫画の副タイトル「もう誰も信じない」も笑った。

◯ついでに他の購入者レビューもチェック!!⇒なぜ東堂院聖也16歳は彼女が出来ないのか?(5) (ライバルKC)