咲坂伊緒「ストロボ・エッジ」全10巻 ネタバレ感想まとめ| 心地よい初恋の苦しさにキュンキュン(画像ありレビュー)
- 04/07/2015 13:13
『ストロボ・エッジ』全10巻のネタバレ感想をレビュー。作者は咲坂伊緒。これも山Pと今田耕司が司会をしてる番組で確か取り上げられてた漫画。ただ内容は至って普通だと思いますが、キュンキュンするようなセリフは多めかも。
◆注:2013年11月11日に更新した記事と中身は同じ。
とりあえず初めて恋をした時の切ない何とも言えない心理描写は描けてる。主人公の仁菜子(になこ)・高校一年生は恋愛未経験。付き合う付き合わない以前に、そもそも男子を好きになったことがない。それが蓮(れん)という学校でアイドル扱いされてる典型的なイケメンに優しくされて、初めて恋心を抱く。
(1巻)
仁菜子の隣に立ってる蓮の影が自分の太ももに投影される。それを見てドキッとしてみたりであるとか。実際の女の子でもこんな風に思ったりするんでしょうか。さすがにここまでいくと、少しオーバーな表現に感じてしまった。せめて一度こういう行為をしたことがあるから、その体験が思い出されて…というなら分かるけど。
例えば電車の中で肩が触れ合っただけで泣いてみたり、夕焼け越しの蓮がオレンジ色に縁取られてる光景がひどく美しくて泣いてみたり、とにかくピュアすぎてすぐ泣く。そして、「わたし病気かな…なんだろうこの胸の苦しさ…でもイヤじゃない」みたいなことを心の中でつぶやくも、それが『恋してる』ということに気付かない。
(4巻)
胸以外の表現だと「喉の下がギューギューする」であるとか、女の子のピュアすぎる心理描写が描けてるんじゃないかと思います。かなり昔ネットで知り合った高校一年の女子高生に「好き」を連呼したら、その女の子が泣いたのを思い出した。だから切なすぎて泣くってのは実際にあるんだろうなーと、漠然と思います。
そして健全と表現する理由は、キス以降の行為に展開する兆しがみじんもないから。もっと言えば、キスの描写すらほとんどなく。何故なら、ラストでようやく主人公の仁菜子と片思いの蓮が付き合うから。仁菜子が積もりに積もった「好き」という感情をたどたどしくも、不器用にぶちまけようとする。ただ初告白はなかなか言葉に出来ない。でも…
(10巻)
蓮が「ちゃんと聞いてるから」と男らしいことを言って待ってくれる。思わずキャー?ただ冷静に考えてみると、女の方から告白させるってどうなんだとか思ったり思わなかったり。オチとしては大団円で比較的きれいにまとまってる。
『ストロボエッジ』全巻のネタバレ感想をまとめると、ただ全体としてはフワフワしてる展開で退屈。健全な漫画であるがゆえ、特に女性読者が引きつけられるような展開が起きないかも。
一応安堂という元親友設定のライバルがいるものの、あまりバチバチやりあう場面は少ないかな。ちなみにその安堂は「あんな目で蓮を見るな、切なくて死ぬ」であるとか「どんな風に想えば俺のことを好きになってくれるの?」など、胸キュンセリフを結構放つ。
初恋で芽生える心理・感情の変化、その描写に関してだけは合格かな。その部分だけで楽しめるなら可。だから、恋愛に疎い女子中高生やオマセな女子小学生向けの恋愛漫画かな。
◆注:2013年11月11日に更新した記事と中身は同じ。
あらすじ内容ストーリー
とりあえず初めて恋をした時の切ない何とも言えない心理描写は描けてる。主人公の仁菜子(になこ)・高校一年生は恋愛未経験。付き合う付き合わない以前に、そもそも男子を好きになったことがない。それが蓮(れん)という学校でアイドル扱いされてる典型的なイケメンに優しくされて、初めて恋心を抱く。

仁菜子の隣に立ってる蓮の影が自分の太ももに投影される。それを見てドキッとしてみたりであるとか。実際の女の子でもこんな風に思ったりするんでしょうか。さすがにここまでいくと、少しオーバーな表現に感じてしまった。せめて一度こういう行為をしたことがあるから、その体験が思い出されて…というなら分かるけど。
例えば電車の中で肩が触れ合っただけで泣いてみたり、夕焼け越しの蓮がオレンジ色に縁取られてる光景がひどく美しくて泣いてみたり、とにかくピュアすぎてすぐ泣く。そして、「わたし病気かな…なんだろうこの胸の苦しさ…でもイヤじゃない」みたいなことを心の中でつぶやくも、それが『恋してる』ということに気付かない。

胸以外の表現だと「喉の下がギューギューする」であるとか、女の子のピュアすぎる心理描写が描けてるんじゃないかと思います。かなり昔ネットで知り合った高校一年の女子高生に「好き」を連呼したら、その女の子が泣いたのを思い出した。だから切なすぎて泣くってのは実際にあるんだろうなーと、漠然と思います。
そして健全と表現する理由は、キス以降の行為に展開する兆しがみじんもないから。もっと言えば、キスの描写すらほとんどなく。何故なら、ラストでようやく主人公の仁菜子と片思いの蓮が付き合うから。仁菜子が積もりに積もった「好き」という感情をたどたどしくも、不器用にぶちまけようとする。ただ初告白はなかなか言葉に出来ない。でも…

蓮が「ちゃんと聞いてるから」と男らしいことを言って待ってくれる。思わずキャー?ただ冷静に考えてみると、女の方から告白させるってどうなんだとか思ったり思わなかったり。オチとしては大団円で比較的きれいにまとまってる。
総合評価 口コミ 評判
『ストロボエッジ』全巻のネタバレ感想をまとめると、ただ全体としてはフワフワしてる展開で退屈。健全な漫画であるがゆえ、特に女性読者が引きつけられるような展開が起きないかも。
一応安堂という元親友設定のライバルがいるものの、あまりバチバチやりあう場面は少ないかな。ちなみにその安堂は「あんな目で蓮を見るな、切なくて死ぬ」であるとか「どんな風に想えば俺のことを好きになってくれるの?」など、胸キュンセリフを結構放つ。
初恋で芽生える心理・感情の変化、その描写に関してだけは合格かな。その部分だけで楽しめるなら可。だから、恋愛に疎い女子中高生やオマセな女子小学生向けの恋愛漫画かな。