ドブ組、イカれ具合最高潮!巨大青龍刀にナルシマリョウは勝てるか!?-『軍鶏(31)[新]』
- 12/30/2013 10:10
格闘漫画『軍鶏』の最新31巻のレビュー。ドブ組兄弟に主人公・ナルシマリョウの妹・ナツミが狙われた続き。結論から言うと、かなりピンチ。アホすぎて行動が読めない兄弟ゆえに、コッチ側は対応のしようがなくポンポンと攻撃を許してる印象。
日本刀で襲ってくるドブ組相手に、妹・ナツミを守ってるトーキチが拳銃で応酬するんですが、これがなかなか見もの。セリフが一切なく、コマ割り構図だけで魅せる描写はさすが。とりあえずナルシマが駆けつけて事なきを得るも、後日決闘をする流れになる。
そしてドブ組たちはまさかの超巨大青龍刀を確保。一言で言えば、ヤヴァすぎ。ひょうひょうとした調子と、この青龍刀とのイメージが全く合わない。ドブ組の常にアッケラカンとした態度が『イカれ具合』を更に増幅させてる。
ただ竹を斬る様が、何故か妙に美しい。
作者・たなか亜希夫の画力が、他の漫画家より少し抜きん出てると表現しても構わない。
ナルシマリョウも負けずに、武器を確保。バレーダンサーと大会でバトルった時、番竜会空手チームにいた横分け。毒針を使ったヒョロいオッサン。そいつに依頼。
何故か軽くバトルに発展するんですが、この時の描写もスゲーの一言。
苦言を呈するのであれば、展開には「負・ネガティブ」な部分が減ってる。熱心な「軍鶏」フリークはそこにハマったと思うし、物語としての深みをもたらしてたのも、おそらくそこ。ポジティブな部分が増えると一般的な読者も読みやすくなるが、敢えて一般的な読者から嫌われる方向を追求した方が漫画としての完成度は高まるかも知れない。
◆【送料無料】軍鶏(31) [ たなか亜希夫 ]
(http://www.amazon.co.jp/gp/product/4063524639
)
◆83点!!!!
◯展開★3◯テンポ★4
◯キャラ★4◯画力★5
日本刀で襲ってくるドブ組相手に、妹・ナツミを守ってるトーキチが拳銃で応酬するんですが、これがなかなか見もの。セリフが一切なく、コマ割り構図だけで魅せる描写はさすが。とりあえずナルシマが駆けつけて事なきを得るも、後日決闘をする流れになる。

そしてドブ組たちはまさかの超巨大青龍刀を確保。一言で言えば、ヤヴァすぎ。ひょうひょうとした調子と、この青龍刀とのイメージが全く合わない。ドブ組の常にアッケラカンとした態度が『イカれ具合』を更に増幅させてる。

ただ竹を斬る様が、何故か妙に美しい。

作者・たなか亜希夫の画力が、他の漫画家より少し抜きん出てると表現しても構わない。
ナルシマリョウも負けずに、武器を確保。バレーダンサーと大会でバトルった時、番竜会空手チームにいた横分け。毒針を使ったヒョロいオッサン。そいつに依頼。

何故か軽くバトルに発展するんですが、この時の描写もスゲーの一言。
苦言を呈するのであれば、展開には「負・ネガティブ」な部分が減ってる。熱心な「軍鶏」フリークはそこにハマったと思うし、物語としての深みをもたらしてたのも、おそらくそこ。ポジティブな部分が増えると一般的な読者も読みやすくなるが、敢えて一般的な読者から嫌われる方向を追求した方が漫画としての完成度は高まるかも知れない。
このマンガの採点
◆【送料無料】軍鶏(31) [ たなか亜希夫 ]
(http://www.amazon.co.jp/gp/product/4063524639
◆83点!!!!
◯展開★3◯テンポ★4
◯キャラ★4◯画力★5