キャタピラー (漫画) 感想| アラクニドのスピンオフ漫画!最強イモムシ娘見参!
- 01/21/2014 08:08
キャタピラー-CATERPILLAR-の3巻までを既刊済みレビュー。去年10月ぐらいにレビューした『アラクニド』のスピンオフ作品。ヤングガンガンで連載中。
(3巻)
主役は、そのアラクニドに登場した『芋蟲』。あらすじを簡単に説明すると、姉・美香を探し出すストーリー。
昨年からずっと休載してましたが、ヤングガンガンの最新2014年3月号を読んだら連載が復活してたので記事化。
何故、連載が中断してたかと言うと、作画の匣咲いすかが昨年4月に急死したから。死因は公表されてないようですが、その後釜を探すのに時間がかかってた模様。
3巻のあとがきに書かれてますが、原作の村田真哉いわく、めちゃくちゃ好青年だったそう。脱サラしてマンガ家になったとか。自分より人間性にも優れてたと褒めてましたが、それだけに無理しちゃう性格だったと予想。27歳とかなり若かったようですが、やはり相当無理した生活を送ってたのかも。
村田真哉は人間はいずれ死ぬという当たり前の現実にガクブルしつつも、「少しでも多く生きた証を残す」と朝までマンガの原稿を描き続ける。
いや彼を反面教師として身体に気を使えよと。やっぱりもっと分業制などを導入して、一人ひとりの負担を軽くするなどの方策を講じるべきでしょう。それがいすか氏への供養にもなるんじゃなかろうか。
ちなみに作画が誰に変わったかというと、速水時貞という方。いすか氏は「キャラクター原案」ということで名前を残すそう。匣咲いすかがどういうマンガ家だったか気になる人は、3巻に『あふたぁすくぅる』にデビュー作品も載ってます。
肝心の中身は、ごくごく普通のスピンオフ作品。可もなく不可もなく。
(1巻)
パラポネラや、
(2巻)
蜘蛛など本編のキャラクターを、とりあえず登場させてるだけか。
スピンオフ作品だからこそ描ける、オリジナルな物語性は弱いかも。展開も遅く、「3巻を費やしてまだここまで?」って感じ。スピンオフは敢えての説明は端折れたはずだから、読めなくはないが積極的に読みたいとも思わない。
故・いすか氏が作画を担当してたわけですが、実際の実力はどうなのか。
決してレベルは低くはないが、全体的に平凡レベル。27歳という年齢を考えると「これから」。ただあまり死んだ人のことを悪く言いたくはないが、そこまで伸び代も感じるかと言うとそれも微妙。
(2巻)
変に完成されてる部分も多い。画像は芋蟲の相棒・ハナカマキリ。上手いっちゃ上手いですが、「丁寧に塗れば案外誰でも描けそう?」というレベル。よくみる範疇の絵柄で、決して目に留まる感じはない。
バトルシーンも多いが、本編のアラクニドと比べると劣る。
マンガ家さんが死去したので、あまり強いことを言いたくないのが人情ってもんですが、同情されても不本意だと思うので少し本音を書いておきます。
画力然り、何に然り、基本的に全部中途半端。バトルに走るならバトルに走る、ストーリーに走るならストーリーに走る、もっとハッキリしてくれた方が読みやすい。とりあえずダラダラと読めるが、読み終わって何か記憶に残ってるかと言えばほとんどない。
そんなスピンオフマンガでした。

(http://www.amazon.co.jp/gp/product/4757536976
)
◆75点!!!!
◯展開★3◯テンポ★3.5
◯キャラ★3◯画力★3

主役は、そのアラクニドに登場した『芋蟲』。あらすじを簡単に説明すると、姉・美香を探し出すストーリー。
昨年からずっと休載してましたが、ヤングガンガンの最新2014年3月号を読んだら連載が復活してたので記事化。
作画・匣咲いすかの急死
何故、連載が中断してたかと言うと、作画の匣咲いすかが昨年4月に急死したから。死因は公表されてないようですが、その後釜を探すのに時間がかかってた模様。

3巻のあとがきに書かれてますが、原作の村田真哉いわく、めちゃくちゃ好青年だったそう。脱サラしてマンガ家になったとか。自分より人間性にも優れてたと褒めてましたが、それだけに無理しちゃう性格だったと予想。27歳とかなり若かったようですが、やはり相当無理した生活を送ってたのかも。
村田真哉は人間はいずれ死ぬという当たり前の現実にガクブルしつつも、「少しでも多く生きた証を残す」と朝までマンガの原稿を描き続ける。
いや彼を反面教師として身体に気を使えよと。やっぱりもっと分業制などを導入して、一人ひとりの負担を軽くするなどの方策を講じるべきでしょう。それがいすか氏への供養にもなるんじゃなかろうか。

ちなみに作画が誰に変わったかというと、速水時貞という方。いすか氏は「キャラクター原案」ということで名前を残すそう。匣咲いすかがどういうマンガ家だったか気になる人は、3巻に『あふたぁすくぅる』にデビュー作品も載ってます。
平凡なスピンオフ作品
肝心の中身は、ごくごく普通のスピンオフ作品。可もなく不可もなく。

パラポネラや、

蜘蛛など本編のキャラクターを、とりあえず登場させてるだけか。
スピンオフ作品だからこそ描ける、オリジナルな物語性は弱いかも。展開も遅く、「3巻を費やしてまだここまで?」って感じ。スピンオフは敢えての説明は端折れたはずだから、読めなくはないが積極的に読みたいとも思わない。
匣咲いすかの実力
故・いすか氏が作画を担当してたわけですが、実際の実力はどうなのか。
決してレベルは低くはないが、全体的に平凡レベル。27歳という年齢を考えると「これから」。ただあまり死んだ人のことを悪く言いたくはないが、そこまで伸び代も感じるかと言うとそれも微妙。

変に完成されてる部分も多い。画像は芋蟲の相棒・ハナカマキリ。上手いっちゃ上手いですが、「丁寧に塗れば案外誰でも描けそう?」というレベル。よくみる範疇の絵柄で、決して目に留まる感じはない。
バトルシーンも多いが、本編のアラクニドと比べると劣る。
キャタピラーの総合評価
マンガ家さんが死去したので、あまり強いことを言いたくないのが人情ってもんですが、同情されても不本意だと思うので少し本音を書いておきます。
画力然り、何に然り、基本的に全部中途半端。バトルに走るならバトルに走る、ストーリーに走るならストーリーに走る、もっとハッキリしてくれた方が読みやすい。とりあえずダラダラと読めるが、読み終わって何か記憶に残ってるかと言えばほとんどない。
そんなスピンオフマンガでした。

(http://www.amazon.co.jp/gp/product/4757536976
◆75点!!!!
◯展開★3◯テンポ★3.5
◯キャラ★3◯画力★3