高橋さんが聞いている。2巻 ネタバレ感想| 盗み聞きアイドルはツッコミが天下一品!
- 03/25/2014 18:18
『高橋さんが聞いている。』の最新2巻のレビュー。先月ぐらいに発売。第3巻は夏頃発売ですが、先に消化しちゃいます。月刊ガンガンジョーカーで連載中のギャグマンガ。
前巻と比較すると、やや小粒かな。
北神宇宙という新キャラクターが登場するんですが、コイツが微妙。「盗み聞きする・される」の閉じられた空間でストーリーが展開するから良かったのに、全く関係ない第三者的な立場。そういうキャラは加藤で十分。ややネタ切れっぽい感じがしなくもない。
とりあえず比較的面白かった話数をチョロっと。
ある日、ゲーセンに遊びに行く主人公の高橋エナ。
ただ、そこにはいつも会話を盗み聞きしてるクラスメイト・奈良と御影。いわゆる二人はギャグセンスが高い男子。その会話が常にボケまくりで、心の中で高橋エナはツッコミまくり。そして、その日も高橋エナのツッコミは冴えわたる。
奈良と御影はクイズゲームで遊んでた。ただ、そのゲームは不正解する毎に可愛らしいアバターが、どんどん『ゾンビ化』していくゲームだった。
思わず高橋エナも「どんなゲームやねん!」と鋭い心の中のツッコミ。ちなみに、高橋エナは女友達とプリクラを撮影してる最中。この表情は完全アウト…いや変顔好きな女の子が多いから、むしろ成功か。
ただ奈良と御影はどんどん不正解を叩き出す。
結果、可愛らしい妹ボイスがボロボロ。もう完全にゾンビ化してますやん。そして問題文すら何を喋ってるか聞き取れない。いや、他の奴が問題文読めよっていう。
高橋エナは、ちなみにそこそこ売れてる女子高生アイドル。今回は学校を飛び出して、ラジオ収録。いわゆるハガキ職人ネタ。この話では『かぶせネタ』が、結構面白かった。
最初は「俺が半年前に失くしたリモコンどこにいったか知りませんか?」というハガキから始まる。思わず高橋エナも「知るかー!!」
ちなみにラジオネームが『かりあげ堕天使』。前巻のお料理行進曲しかり、やたら食い物ネタ好きやな。
つか半年というタイムラグ。ハガキで聞いてくるなら、せめてもっと早い段階で聞いてこい。リモコンがなかった、この半年はどうしててん。本体のボタンをポチポチ、想像しただけで面倒くさい。
そして、次は「友達が半年前に失くしたリモコンが見つかりますように…」というハガキ。いつまで探してんねん…もういっそ新しいリモコン買えよ。今の時代、数百円ぐらいでなんぼでも売ってるでしょ。
その高度なかぶせネタに、思わず高橋エナは「あんたのラジオネームなんて『ドヤ太郎』で充分よ!」
そして最後のハガキのラジオネームが、まさか『友達がリモコン失くし太郎』。どんだけリモコンネタ、かぶせて来んねん。ちなみに画像のツッコミは、足でグーンと蹴ってる。まあ、なかなか面白かった。
ただ、このハガキ職人たちは、奈良と御影。学校外でも二人の影が付いて回る。ちなみにリアルで奈良はリモコンを探してて、最終的に学校のカバンの中で発見される。どういう経緯でリモコンが入ってん。そもそも半年も学校に通ってたら、何かしらの違和感に気付けよ。
そのラジオ収録の回でラジオを読んでたのが、新キャラクターの北神宇宙(きたがみ・そら)。主人公の高橋エナを口説いてくる。まさに貞操の危機が迫る?的な展開。
ただ、やっぱりマンガの雰囲気と合ってない印象。
加藤というキャラクターは、高橋エナの「盗み聞きを邪魔」する役割を担ってるが、この北神の場合、『役割』を見出だせない。北神が登場したことで、このマンガがどう変化したのか分かりづらい。
ぶっちゃけ、正直、要らない。
このマンガで必要なのは、『高橋エナ・奈良・御影』の三人だけ。結局、その三人の会話が積み重なることで、ストーリーが紡がれていくマンガ。
だから、その三人の関係性は強固すぎるほど強固。ある意味、三人がこのマンガの『世界観』を構築してる。その中に新しいキャラクターが入ったとしたら、その肝心の世界観が崩れてしまう。
多少スランプに陥ると、すぐ新キャラクターという方法論を取りたくなる「逃げ」の気持ちも分からなくないですが、そこは頑張って無理してアイデアを絞り出しましょう。
もしどうしても登場させたいのであれば、奈良と御影に代わる「盗み聞きされる側」のキャラクターを作るべき。このマンガの世界観では、『盗み聞きする側』と『される側』の二つの視点以外は要らない。
月刊ガンガンジョーカーを読んでないのでこれからどうなるか不明ですが、一定の期待も込めてギリギリ80点ぐらいに採点したいと思う。
◯80点!!!!
◯展開★3◯テンポ★3.5
◯キャラ★4◯画力★3.5
前巻と比較すると、やや小粒かな。
北神宇宙という新キャラクターが登場するんですが、コイツが微妙。「盗み聞きする・される」の閉じられた空間でストーリーが展開するから良かったのに、全く関係ない第三者的な立場。そういうキャラは加藤で十分。ややネタ切れっぽい感じがしなくもない。
とりあえず比較的面白かった話数をチョロっと。
萌え萌えゾンビゲーム
ある日、ゲーセンに遊びに行く主人公の高橋エナ。
ただ、そこにはいつも会話を盗み聞きしてるクラスメイト・奈良と御影。いわゆる二人はギャグセンスが高い男子。その会話が常にボケまくりで、心の中で高橋エナはツッコミまくり。そして、その日も高橋エナのツッコミは冴えわたる。
奈良と御影はクイズゲームで遊んでた。ただ、そのゲームは不正解する毎に可愛らしいアバターが、どんどん『ゾンビ化』していくゲームだった。

思わず高橋エナも「どんなゲームやねん!」と鋭い心の中のツッコミ。ちなみに、高橋エナは女友達とプリクラを撮影してる最中。この表情は完全アウト…いや変顔好きな女の子が多いから、むしろ成功か。
ただ奈良と御影はどんどん不正解を叩き出す。

結果、可愛らしい妹ボイスがボロボロ。もう完全にゾンビ化してますやん。そして問題文すら何を喋ってるか聞き取れない。いや、他の奴が問題文読めよっていう。
ラジオでも爆発するギャグセンス
高橋エナは、ちなみにそこそこ売れてる女子高生アイドル。今回は学校を飛び出して、ラジオ収録。いわゆるハガキ職人ネタ。この話では『かぶせネタ』が、結構面白かった。

最初は「俺が半年前に失くしたリモコンどこにいったか知りませんか?」というハガキから始まる。思わず高橋エナも「知るかー!!」
ちなみにラジオネームが『かりあげ堕天使』。前巻のお料理行進曲しかり、やたら食い物ネタ好きやな。
つか半年というタイムラグ。ハガキで聞いてくるなら、せめてもっと早い段階で聞いてこい。リモコンがなかった、この半年はどうしててん。本体のボタンをポチポチ、想像しただけで面倒くさい。
そして、次は「友達が半年前に失くしたリモコンが見つかりますように…」というハガキ。いつまで探してんねん…もういっそ新しいリモコン買えよ。今の時代、数百円ぐらいでなんぼでも売ってるでしょ。

その高度なかぶせネタに、思わず高橋エナは「あんたのラジオネームなんて『ドヤ太郎』で充分よ!」

そして最後のハガキのラジオネームが、まさか『友達がリモコン失くし太郎』。どんだけリモコンネタ、かぶせて来んねん。ちなみに画像のツッコミは、足でグーンと蹴ってる。まあ、なかなか面白かった。
ただ、このハガキ職人たちは、奈良と御影。学校外でも二人の影が付いて回る。ちなみにリアルで奈良はリモコンを探してて、最終的に学校のカバンの中で発見される。どういう経緯でリモコンが入ってん。そもそも半年も学校に通ってたら、何かしらの違和感に気付けよ。
北神宇宙(きたがみ・そら)

そのラジオ収録の回でラジオを読んでたのが、新キャラクターの北神宇宙(きたがみ・そら)。主人公の高橋エナを口説いてくる。まさに貞操の危機が迫る?的な展開。
ただ、やっぱりマンガの雰囲気と合ってない印象。
加藤というキャラクターは、高橋エナの「盗み聞きを邪魔」する役割を担ってるが、この北神の場合、『役割』を見出だせない。北神が登場したことで、このマンガがどう変化したのか分かりづらい。
ぶっちゃけ、正直、要らない。
高橋さんが聞いている。の総合評価
このマンガで必要なのは、『高橋エナ・奈良・御影』の三人だけ。結局、その三人の会話が積み重なることで、ストーリーが紡がれていくマンガ。
だから、その三人の関係性は強固すぎるほど強固。ある意味、三人がこのマンガの『世界観』を構築してる。その中に新しいキャラクターが入ったとしたら、その肝心の世界観が崩れてしまう。
多少スランプに陥ると、すぐ新キャラクターという方法論を取りたくなる「逃げ」の気持ちも分からなくないですが、そこは頑張って無理してアイデアを絞り出しましょう。
もしどうしても登場させたいのであれば、奈良と御影に代わる「盗み聞きされる側」のキャラクターを作るべき。このマンガの世界観では、『盗み聞きする側』と『される側』の二つの視点以外は要らない。
月刊ガンガンジョーカーを読んでないのでこれからどうなるか不明ですが、一定の期待も込めてギリギリ80点ぐらいに採点したいと思う。
◯80点!!!!
◯展開★3◯テンポ★3.5
◯キャラ★4◯画力★3.5