つるぎは男の子?東方家に深く根ざす「因縁」-『ジョジョリオン(6)』
- 05/11/2014 08:00
『ジョジョリオン』6巻のレビュー。現在ウルトラジャンプで連載中のバトルマンガ。
言わずと知れた、ジョジョシリーズの最新シリーズ。吉良吉影が登場した第何部かの続きっぽい世界観。そして、作者は年々若返ってるんじゃないか、というウワサの荒木飛呂彦御大。最新7巻が今月半ば頃に発売されるので記事化。
ヒロイン広瀬康穂が「壁の目」近くの、松の根本に引きずり込まれた続き。
広瀬康穂が気が付くと、そこは地下室。そして東方家の孫娘・つるぎがいた…という展開。
しかも、ずっと女の子だと思っていたつるぎが、実は男の子だと発覚。この頃流行りの男の娘~♪ってやつでしょうか。
っつーことで、この6巻は東方つるぎオンリーって感じの巻。だから、さほど面白味はない。
とりあえず、つるぎが東方家の秘密を守ろうと、ヒロイン広瀬康穂にスタンド攻撃。
自分に対してだけではなく、周囲の人間も全部同じ顔に見えてしまうという能力。ダメージ型というより、撹乱形。
もはや文字ですら、全部同じ文字に見える。待ち合わせ場所がTSUTAYAだとすると、UNIQLOなども「TSUTAYA」という文字に見えてしまうようなノリ。
主人公の東方定助と接近しないようにスタンド攻撃したわけですが、見事成功。東方常秀とハグしてしまったり、広瀬康穂は散々な目に合う。
ただ「ずっと対象者の近くにいる」というのが発動条件だったので、つるぎをボコってしまったらそれまでの能力。基本的に、ガチの敵相手では全く通用しないスタンドでしょう。
盛り上がるバトル展開も特になく、再び地下室へ戻ることになった広瀬康穂。そこで東方つるぎが、東方家の過去について色々語りだす。「ジョジョリオン」という物語を知る上では、重要な巻だとも言える。
東方家の『長男』は必ず10歳の時に、『皮膚が石化する』病気が発症するそう。そのために、つるぎは女の子の格好をしてた訳ですね。
ちなみに家系図的にはこんな感じ。
東方家の当主は、憲助。その息子の常敏の、息子がつるぎ。つるぎは長男ってことで、ピーンチ。
仮につるぎが死ぬとしても、他にも憲助には息子がいるので、家系は絶えることがない。それでも、つるぎは「東方家は続かなければいけないゴゴゴ」と秘めたる覚悟を持ち合わせてる。
そしてナゾの建築家・八木山夜露という男が登場。
コイツもスタンド能力者で、一体どっから何を出してんねんっていう。東方家が住んでる一戸建てを建築した男なんですが、何故か広瀬康穂の命を狙う。
そもそも広瀬康穂は地下室にいた訳ですが、どっから入ってきてん…そこは設計図を含めて家を建築した過去を利用したんだろうか。ただ、コイツもそんなに強そうでもないという。
ま、東方家の秘密が少し分かった程度で、特に6巻は可もなく不可もなし。これからのストーリーの伏線やフリがあるものの、バトル描写は乏しい。新しい敵キャラ・八木山夜露が登場したものの、家政婦・虹村のように尻すぼみに追われなければいいですが。
ちなみに少し前の新聞でジョジョリオンが載ってて、作者の荒木飛呂彦がインタビューでいろいろと語ってましたが、『自分のルーツ』みたいなんがテーマらしい。家族って大切だよねーみたいなことを言いたいらしい。ただ現実問題どうやって調べたらいいか…ってのは難しい気もしますが。
◆Amazon.co.jp: ジョジョリオン 6 (ジャンプコミックス)
◯展開★4◯テンポ★4
◯キャラ★4◯画力★4
◯85点!!!!
言わずと知れた、ジョジョシリーズの最新シリーズ。吉良吉影が登場した第何部かの続きっぽい世界観。そして、作者は年々若返ってるんじゃないか、というウワサの荒木飛呂彦御大。最新7巻が今月半ば頃に発売されるので記事化。
東方つるぎ
ヒロイン広瀬康穂が「壁の目」近くの、松の根本に引きずり込まれた続き。
広瀬康穂が気が付くと、そこは地下室。そして東方家の孫娘・つるぎがいた…という展開。

しかも、ずっと女の子だと思っていたつるぎが、実は男の子だと発覚。この頃流行りの男の娘~♪ってやつでしょうか。
っつーことで、この6巻は東方つるぎオンリーって感じの巻。だから、さほど面白味はない。
東方つるぎのスタンド
とりあえず、つるぎが東方家の秘密を守ろうと、ヒロイン広瀬康穂にスタンド攻撃。

自分に対してだけではなく、周囲の人間も全部同じ顔に見えてしまうという能力。ダメージ型というより、撹乱形。

もはや文字ですら、全部同じ文字に見える。待ち合わせ場所がTSUTAYAだとすると、UNIQLOなども「TSUTAYA」という文字に見えてしまうようなノリ。
主人公の東方定助と接近しないようにスタンド攻撃したわけですが、見事成功。東方常秀とハグしてしまったり、広瀬康穂は散々な目に合う。
ただ「ずっと対象者の近くにいる」というのが発動条件だったので、つるぎをボコってしまったらそれまでの能力。基本的に、ガチの敵相手では全く通用しないスタンドでしょう。
東方家代々に続く病気
盛り上がるバトル展開も特になく、再び地下室へ戻ることになった広瀬康穂。そこで東方つるぎが、東方家の過去について色々語りだす。「ジョジョリオン」という物語を知る上では、重要な巻だとも言える。

東方家の『長男』は必ず10歳の時に、『皮膚が石化する』病気が発症するそう。そのために、つるぎは女の子の格好をしてた訳ですね。

ちなみに家系図的にはこんな感じ。
東方家の当主は、憲助。その息子の常敏の、息子がつるぎ。つるぎは長男ってことで、ピーンチ。
仮につるぎが死ぬとしても、他にも憲助には息子がいるので、家系は絶えることがない。それでも、つるぎは「東方家は続かなければいけないゴゴゴ」と秘めたる覚悟を持ち合わせてる。
八木山夜露という建築家
そしてナゾの建築家・八木山夜露という男が登場。

コイツもスタンド能力者で、一体どっから何を出してんねんっていう。東方家が住んでる一戸建てを建築した男なんですが、何故か広瀬康穂の命を狙う。
そもそも広瀬康穂は地下室にいた訳ですが、どっから入ってきてん…そこは設計図を含めて家を建築した過去を利用したんだろうか。ただ、コイツもそんなに強そうでもないという。
ジョジョリオン6巻の総合評価
ま、東方家の秘密が少し分かった程度で、特に6巻は可もなく不可もなし。これからのストーリーの伏線やフリがあるものの、バトル描写は乏しい。新しい敵キャラ・八木山夜露が登場したものの、家政婦・虹村のように尻すぼみに追われなければいいですが。
ちなみに少し前の新聞でジョジョリオンが載ってて、作者の荒木飛呂彦がインタビューでいろいろと語ってましたが、『自分のルーツ』みたいなんがテーマらしい。家族って大切だよねーみたいなことを言いたいらしい。ただ現実問題どうやって調べたらいいか…ってのは難しい気もしますが。
◆Amazon.co.jp: ジョジョリオン 6 (ジャンプコミックス)
◯展開★4◯テンポ★4
◯キャラ★4◯画力★4
◯85点!!!!