PACT 1巻感想| 難民たちの蜂起、人類に向けた爆弾という牙
- 07/28/2014 22:22
『PACT』1巻のレビュー。ヤングマガジンで連載中のSFサバイバル系の漫画。作者は久慈進之介。今月初め頃に最新2巻は発売…またお金がたまったらいずれ。
20xx年。ある勢力の手によって、世界中の海底に窒素爆弾が設置された。その窒素爆弾はアメリカ大陸一つをすべて吹き飛ばす威力を持っていた。
そこで日本の近代兵器処理隊(NWD)は、ある窒素爆弾の解除へ向かう。
その解除を一手に担う天才ハッカーが、町田真知子(マチ)…というところが序盤のストーリー。
主人公はNWDに勤めるナギ。
ナギはマチと「セカイをキレイにしよう(窒素爆弾の排除)」と約束。
でもマチは結果的に死亡。ナギはマチに好意を寄せていたこともあって、その約束を果たすために奮闘、一方から見るとナギはその約束に自縄自縛に陥ってる。
ただ、主人公がストーリーを動かす動機を作るという点では及第点。目的が明確化されることでストーリーも読みやすくなる。
ラストに敵の正体も明らかになるんですが、それが難民。現実の日本はほとんど受け入れてませんが、フリの作り方も上手く気になる終わり方。
そして死んだはずのマチが敵の難民グループにいて、実は死んでない?マチは色んな意味で鍵を握ってそうな人物。展開の作り方は悪く無いと思う。
Amazonレビューを読むと、かなり不評。多くは「荒唐無稽である」という指摘。
何故、水中でガトリングガンが撃てるんだよ!的な。
他にも水素爆弾があるから…というノリで窒素爆弾という設定を作ったんだろうが、窒素は難燃性じゃね?とか。
確かにそう思える部分もあるが、あんまり気にしたら負けかな。漫画の中だけで世界観が成立してたらいいと思うんで。水中でも撃てる銃は実際でもありそうだし、そんなこと言い出せばガンダムとかもどうなるのか。
あまり意味がある指摘だとは、個人的に思えなかった。
面白くなりそうな予感はする。絵柄はダサいが、少し読ませる。今後の展開も期待できそうな雰囲気。
◯85点!!!!
◯展開★4◯テンポ★4
◯キャラ★3.5◯画力★3
人類を襲う窒素爆弾

20xx年。ある勢力の手によって、世界中の海底に窒素爆弾が設置された。その窒素爆弾はアメリカ大陸一つをすべて吹き飛ばす威力を持っていた。
そこで日本の近代兵器処理隊(NWD)は、ある窒素爆弾の解除へ向かう。

その解除を一手に担う天才ハッカーが、町田真知子(マチ)…というところが序盤のストーリー。
主人公ナギ
主人公はNWDに勤めるナギ。

ナギはマチと「セカイをキレイにしよう(窒素爆弾の排除)」と約束。
でもマチは結果的に死亡。ナギはマチに好意を寄せていたこともあって、その約束を果たすために奮闘、一方から見るとナギはその約束に自縄自縛に陥ってる。
ただ、主人公がストーリーを動かす動機を作るという点では及第点。目的が明確化されることでストーリーも読みやすくなる。

ラストに敵の正体も明らかになるんですが、それが難民。現実の日本はほとんど受け入れてませんが、フリの作り方も上手く気になる終わり方。
そして死んだはずのマチが敵の難民グループにいて、実は死んでない?マチは色んな意味で鍵を握ってそうな人物。展開の作り方は悪く無いと思う。
ツッコミどころ?
Amazonレビューを読むと、かなり不評。多くは「荒唐無稽である」という指摘。

何故、水中でガトリングガンが撃てるんだよ!的な。
他にも水素爆弾があるから…というノリで窒素爆弾という設定を作ったんだろうが、窒素は難燃性じゃね?とか。
確かにそう思える部分もあるが、あんまり気にしたら負けかな。漫画の中だけで世界観が成立してたらいいと思うんで。水中でも撃てる銃は実際でもありそうだし、そんなこと言い出せばガンダムとかもどうなるのか。
あまり意味がある指摘だとは、個人的に思えなかった。
PACT1巻の総評
面白くなりそうな予感はする。絵柄はダサいが、少し読ませる。今後の展開も期待できそうな雰囲気。
◯85点!!!!
◯展開★4◯テンポ★4
◯キャラ★3.5◯画力★3