イルミナティのスパイ発覚!? 総帥ルシフェルも登場!－『青の祓魔師(12)(13)』

08/02/2014　08:00

バトル漫画ファンタジー漫画

『青の祓魔師』12巻13巻のレビュー。ジャンプSQで連載中の、バトル漫画。13巻はちょうど先月ぐらいに発売。オリコンランキングでは一位だった模様。

過去巻のレビューはこちら。

イルミナティの目的はサタン復活

出雲がイルミナティに襲われる続き。正十字学園にスパイがいるってことでしたが…

(12巻)
そのスパイは志摩だった。左下に吹き出しがあるんですが、志摩の顔の近くに配置した方が良かった。視線移動を考えると。

(13巻)
上級悪魔・ヤマンタカを召喚できるなど、地味に強いっぽい。

ゲヘナゲートが開くどうのこう、ってことでしたが、イルミナティの目的はサタンの復活。物質界(アッシャー)と虚無界(ゲヘナ)を融和させて、世界を無へと帰すんだそう。

(12巻)
そのイルミナティの総帥が、光の王・ルシフェル。正十字学園・理事長メフィストの兄。

(13巻)
素顔はこんな感じ。ただ肉体はボロボロ。

出雲家はエリクサーを作る材料

このルシフェルを救うために必要な妙薬が、エリクサー。

(13巻)
その材料として、神通力が使える出雲家の人間の肉体が必要。九尾を憑依させて、粉状にすり潰すのかなんなのか。画像は出雲の母親。出雲は母親が失敗した時のための、代役。

(13巻)
出雲の悲しい過去も明らかに。

出雲を救い出すために、主人公・奥村燐などが稲荷大社へ向かう。

(13巻)
キメラゾンビなどが敵として登場。

ツッコミどころ

少し気になったツッコミどころを列挙。

出雲がイルミナティに拉致されて、それを救い出しに行く主人公・奥村燐。

(12巻)
ただ稲荷大社までの移動手段が、まさかの電車。THE庶民の足。「まかせろ」じゃねぇよ。どんだけ呑気で、マッタリしてんだよ。

待ち時間とか考慮したら、まだ自動車で良くないか？どんだけ庶民的なんだ？そもそも移動する過程を描写する必要があったのか？

そんで稲荷大社に到着したら、まずお祭りに行って楽しむ。出雲を取り戻しに行こうという緊迫した流れなのに、全く緊張感がない。

あと出雲が自分を拉致した志摩に対して、キツく当たる。

(13巻)
ただその時の悪口が「ピンク頭」。いやパッと見、キャラクターの髪色とかワカランし。例えばワンピースのゾロが「緑頭」といった悪口を言われてるのを聞いた覚えがない。

主人公の能力の「青」にしても、何故そんな微妙なカラーを作中で使いたがるのか、相変わらず理解に苦しむ。

青の祓魔師12巻13巻の総評

イルミナティの登場で、悪玉ボス・ルシフェルの登場で、ややストーリーが面白くなってきたのかも。ただ「ツッコミどころ」の項目でも書いたけど、全体的に緊張感は欠ける。

その割に、外道院という敵キャラが外道。Amazonのレビューでもあったが、不快に感じない人の方が少ないかも。そこら辺のバランスも悪い。

女性の漫画家だし、まあこんなもんかなーって感じ。そもそも、シリアスな展開を描けない作家さんなのかも知れない。

◆Amazon.co.jp:青の祓魔師(12)(13)

◯83点!!!!
◯展開★3◯テンポ★3.5
◯キャラ★3◯画力★3.5

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