教科書の落書きでトンデモナイ妄想を繰り出す主人公－『となりの関くん(6)[新]』

『となりの関くん』最新6巻のレビュー。作者は森繁拓真。コミックフラッパーで連載中のギャグ漫画。

主人公・関くんが授業中に、色んなイタズラしちゃう。主に机の上で、色んな一人遊びを繰り広げる。ただそれを隣の席で、心の中でツッコみまくる女の子がメイン。

隣の席の関くんに、歴史教科書を貸した女の子。ただその教科書が戻ってくると、まさかの落書き。

アチコチに怪盗ルパン風のキャラクターを描写。歴史上の人物が持ってる所有物を、巧妙に消して奪ったかのように見せる。奈良や鎌倉時代から、比較的最近の時代まで、歴史上の人物は幅広い。

そして明治時代の板垣退助のヒゲを盗んだ、怪盗ルパン。ただ…

まさかの人違いーー！！板垣死すともヒゲ死なず！

代わりに自分が襲撃されてしまう怪盗ルパン。確かに明治の偉人は、こんな帽子を被ってますけど。

着眼点が良かった。

ある時、日本古来のお茶汲み人形を持ってきた関くん。ただ色んな意味で古臭い。なんだかなー…と思ってる隣の女の子。

ただ、まさかの現代風にアレンジしてしまう関くん。

そんなんにお茶を持たせたら、最早ただのカフェ店員。東京の代官山あたりにいそう。

画で笑った。

今回、初の教師バレの危機を迎える関くん。今までこんな大胆なイタズラばっかしてたのに、全く見つかる気配すらなかった関くん。ただ隣の女の子がついに告げ口を決意。教師が近づいた瞬間、大声で呼ぶ。

ただ、一瞬で机の中にしまってしまう関くん。
全自動麻雀卓か！

初めて声を出して笑ったかも。今まで小粒な笑いが多かったが、この6巻では人的に高得点をあげたい。爆発力みたいなもんがあって、なかなか良かった。

◆Amazon.co.jp:となりの関くん(6)

◯87点!!!!
◯展開★4◯テンポ★4
◯キャラ★3.5◯画力★3.5

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