ちはやふる 1巻~25巻 感想| 百人一首はスポーツだ!
- 10/04/2014 08:00
『ちはやふる』1巻から25巻のネタバレ感想。BE・LOVEで連載中のカルダ漫画。作者は末次由紀。
最新26巻が今月10日発売されるので記事化。ちょこちょこ最新刊をレビューしてましたが、まとめてレビューしちゃいます。
主人公は、綾瀬千早(あやせ・ちはや)。そして、その幼馴染の真島太一(ましま・たいち)と綿谷新(わたや・あらた)がカルタを通して青春して、日本一を目指していく展開。
見所があるとしたら、少女マンガとしては迫力があるカルタを取る描写。
(16巻)
画像は、綿谷新。相手の視線が動いてないのが、それだけ瞬間的な速さを表現できてる。バトル漫画でも殴る側だけじゃなく、殴られる側の視線の動きも重要。
(20巻)
綾瀬千早と真島太一。手間にあるカルタが二人の勢いを表現できてる。
(7巻)
流れるような札取りを表現するために、水ジャッパー的な演出も多い。
(5巻)
床の下から見たような独特の構図は新鮮で、悪くない。
(11巻)
千早の気迫も鬼気迫ってて、少女マンガとしては良い方。
百人一首は一枚一枚に意味がある。昔の俳人が何かを思いながら詠んだので、その俳人が何を思ったかを思いを馳せて、手札を取ったりする描写もある。そこを読んで百人一首を始める読者も少なからずいる模様。
(19巻)
主人公・綾瀬千早が一生懸命に、夢中になってる感じは伝わる。セリフもたまに上手い。
主人公たちは高校生ということもあって、比較的青春要素も強め?最近はガチのカルタ漫画って感じですが、特に序盤は三人のそういう部分が読める。
いわゆる典型的な三角関係。綾瀬千早は綿谷新のことが好き、綿谷新も綾瀬千早のことが好き、でもその間を割って入って、真島太一も綾瀬千早のことが好き。
(3巻)
恋愛要素的な描写もチラホラ?
綿谷新の祖父はカルタ名人。その影響も強くて百人一首を始めるも、祖父が亡くなってしまう。そのショックから一時的に百人一首から離れるも、綾瀬千早のカルタにかける熱い情熱を見て触発。
(4巻)
「やっぱかるたが好きや」と涙を流す。こういう部分もウケてる?
ただ最近はカルタの大名人・周防久志と、綾瀬千早の師匠的な原田秀雄の対戦にページが割かれてた。綾瀬千早などは全国一になったので、ある意味描くことがなくなった?(笑)
(24巻)
周防はチャラチャラしてて、しかも病気で視野が狭いにも関わらず、圧倒的才能でぶっちぎり。
(25巻)
それに業を煮やした原田が立ち向かう的な展開。要するに、オッサン同士の戦い。こういうのもあったりする。
展開はやや単調。カルタを取る描写も、良くも悪くもワンパターン。20巻以上も飽きずに勢い良く読めるかと言えば、それは微妙。男女も団体も結構入り混じってて、「今何やってんやっけ?」みたいなこともしばしば。
もちろん少女マンガとしては熱い。でも男読者が読むと、まずまずそれなりに…程度。ただ少年マンガとして売り出せば人気が出たかと言えば、それはそれで微妙。きっと少女マンガだからこそウケてる。
ちなみに個人的には思い入れの深いマンガ。
この『ちはやふる』のレビューに対して、「あらすじばっか書いてんじゃねーよ」というコメントを頂いて、方向性を変えることができた。当時はあらすじを書くのが面倒くさくて、どうしようか悩んでた時期だったので憑き物が落ちた。質や量の面で多少向上したのかなと思ってるので、前にもどっかの記事で書きましたが感謝してます(はぁと。
◯85点!!!!
◯展開★3◯テンポ★4
◯キャラ★3.5◯画力★4
最新26巻が今月10日発売されるので記事化。ちょこちょこ最新刊をレビューしてましたが、まとめてレビューしちゃいます。
あらすじ
主人公は、綾瀬千早(あやせ・ちはや)。そして、その幼馴染の真島太一(ましま・たいち)と綿谷新(わたや・あらた)がカルタを通して青春して、日本一を目指していく展開。
カルタ描写が迫力!
見所があるとしたら、少女マンガとしては迫力があるカルタを取る描写。

画像は、綿谷新。相手の視線が動いてないのが、それだけ瞬間的な速さを表現できてる。バトル漫画でも殴る側だけじゃなく、殴られる側の視線の動きも重要。

綾瀬千早と真島太一。手間にあるカルタが二人の勢いを表現できてる。

流れるような札取りを表現するために、水ジャッパー的な演出も多い。

床の下から見たような独特の構図は新鮮で、悪くない。

千早の気迫も鬼気迫ってて、少女マンガとしては良い方。
百人一首は一枚一枚に意味がある。昔の俳人が何かを思いながら詠んだので、その俳人が何を思ったかを思いを馳せて、手札を取ったりする描写もある。そこを読んで百人一首を始める読者も少なからずいる模様。

主人公・綾瀬千早が一生懸命に、夢中になってる感じは伝わる。セリフもたまに上手い。
青春要素もありつつ
主人公たちは高校生ということもあって、比較的青春要素も強め?最近はガチのカルタ漫画って感じですが、特に序盤は三人のそういう部分が読める。
いわゆる典型的な三角関係。綾瀬千早は綿谷新のことが好き、綿谷新も綾瀬千早のことが好き、でもその間を割って入って、真島太一も綾瀬千早のことが好き。

恋愛要素的な描写もチラホラ?
綿谷新の祖父はカルタ名人。その影響も強くて百人一首を始めるも、祖父が亡くなってしまう。そのショックから一時的に百人一首から離れるも、綾瀬千早のカルタにかける熱い情熱を見て触発。

「やっぱかるたが好きや」と涙を流す。こういう部分もウケてる?
青春は若者だけの特権じゃない!
ただ最近はカルタの大名人・周防久志と、綾瀬千早の師匠的な原田秀雄の対戦にページが割かれてた。綾瀬千早などは全国一になったので、ある意味描くことがなくなった?(笑)

周防はチャラチャラしてて、しかも病気で視野が狭いにも関わらず、圧倒的才能でぶっちぎり。

それに業を煮やした原田が立ち向かう的な展開。要するに、オッサン同士の戦い。こういうのもあったりする。
ちはやふるの総合評価
展開はやや単調。カルタを取る描写も、良くも悪くもワンパターン。20巻以上も飽きずに勢い良く読めるかと言えば、それは微妙。男女も団体も結構入り混じってて、「今何やってんやっけ?」みたいなこともしばしば。
もちろん少女マンガとしては熱い。でも男読者が読むと、まずまずそれなりに…程度。ただ少年マンガとして売り出せば人気が出たかと言えば、それはそれで微妙。きっと少女マンガだからこそウケてる。
ちなみに個人的には思い入れの深いマンガ。
この『ちはやふる』のレビューに対して、「あらすじばっか書いてんじゃねーよ」というコメントを頂いて、方向性を変えることができた。当時はあらすじを書くのが面倒くさくて、どうしようか悩んでた時期だったので憑き物が落ちた。質や量の面で多少向上したのかなと思ってるので、前にもどっかの記事で書きましたが感謝してます(はぁと。
◯85点!!!!
◯展開★3◯テンポ★4
◯キャラ★3.5◯画力★4