ブラッドラッド| 吸血鬼スタズが魔界で大暴れアクション漫画!
- 12/05/2014 11:11
『ブラッドラッド』1巻から12巻まで、まとめてレビュー。ヤングエースで連載中の吸血鬼バトル漫画。作者は小玉有起。2013年にはアニメ化もされたらしい。
(1巻)
主人公はスタズという不良吸血鬼。魔界の一部を仕切ってるリーダー。
(1巻)
そこである日、人間の美少女・柳冬実がひょんなことから魔界に入ってしまう。二人は偶然出会って、スタズが一方的に惚れてしまう。
ただ柳冬実がモンスターに襲われて残念ながら死んでしまう。そこでスタズが柳冬実を生き返らせて、自分の恋人にしよっかなー的な展開。
ただ最初に結論を書いておくと、ストーリーが全く面白くない。主人公スタズがヒロイン柳冬実を生きかえらせる展開にも関わらず、それが一向に進まない。
それどころか人間界に戻って学校に通ってみたり、再び魔界に戻ってライバル・ウルフとケンカしてみたり、
(5巻)
スタズの兄貴・ブラッズが登場して、勝手に魔界の王様とバチバチやり合ってみたり、まさに「右往左往」という表現がピッタリの『ブラッドラッド』。
序盤こそ期待したものの、悪い意味で見事に裏切られた。ストーリーの展開力がないと、まさにこんな感じの漫画になっちゃう典型。作画力もやや落ち気味。セリフやコマ割りの大きさなど、どんどん窮屈になって読みにくくなっていく。
序盤こそストーリーの軸がグニャグニャで空回りっぷりも良い所ですが、9巻以降は若干マシになる。
(10巻)
アキムというボスが登場。厳密には序盤の方から登場してたんですが、初代魔王のヘルシャフト・グリムの魔力を吸収したことで超大化。
このアキムという共通の敵が生まれたことで、ストーリーの展開もシンプルになって読みやすくなっていく。
(11巻)
いかにも亀仙人的な師匠キャラも登場して、主人公スタズたちが修行を始めたり、偉そうなことを言えば作者・小玉有起も漫画の描き方を分かってきた印象。実際作者も序盤とは違って、大分描きやすいんじゃないのかなー。明らかに「道」を発見する後と前ぐらいの違いがある。
序盤のストーリー展開はヒドい。頑張ればダラダラ読めるものの、敢えて読みたいとは思わない。人気が出なくて方向性を模索してる感がハンパない。正直それに付き合わされる方が辛いだけ。
ただ後半は共通のラスボスが登場させたことで、作者もきっと展開を描きやすいはずで、読者としても読みやすい漫画に仕上がってるのかなーと。これを早い段階で出来てれば、『ブラッドラッド』はもっと幅広く人気が出たのかも。
◯展開★2.5◯テンポ★3.5
◯キャラ★3.5◯画力★3.5
◯大人買い★3
◯80点!!!!
ブラッドラッドのあらすじ

主人公はスタズという不良吸血鬼。魔界の一部を仕切ってるリーダー。

そこである日、人間の美少女・柳冬実がひょんなことから魔界に入ってしまう。二人は偶然出会って、スタズが一方的に惚れてしまう。
ただ柳冬実がモンスターに襲われて残念ながら死んでしまう。そこでスタズが柳冬実を生き返らせて、自分の恋人にしよっかなー的な展開。
ストーリーが右往左往
ただ最初に結論を書いておくと、ストーリーが全く面白くない。主人公スタズがヒロイン柳冬実を生きかえらせる展開にも関わらず、それが一向に進まない。
それどころか人間界に戻って学校に通ってみたり、再び魔界に戻ってライバル・ウルフとケンカしてみたり、

スタズの兄貴・ブラッズが登場して、勝手に魔界の王様とバチバチやり合ってみたり、まさに「右往左往」という表現がピッタリの『ブラッドラッド』。
序盤こそ期待したものの、悪い意味で見事に裏切られた。ストーリーの展開力がないと、まさにこんな感じの漫画になっちゃう典型。作画力もやや落ち気味。セリフやコマ割りの大きさなど、どんどん窮屈になって読みにくくなっていく。
9巻以降は若干マシ
序盤こそストーリーの軸がグニャグニャで空回りっぷりも良い所ですが、9巻以降は若干マシになる。

アキムというボスが登場。厳密には序盤の方から登場してたんですが、初代魔王のヘルシャフト・グリムの魔力を吸収したことで超大化。
このアキムという共通の敵が生まれたことで、ストーリーの展開もシンプルになって読みやすくなっていく。

いかにも亀仙人的な師匠キャラも登場して、主人公スタズたちが修行を始めたり、偉そうなことを言えば作者・小玉有起も漫画の描き方を分かってきた印象。実際作者も序盤とは違って、大分描きやすいんじゃないのかなー。明らかに「道」を発見する後と前ぐらいの違いがある。
ブラッドラッド1巻から12巻のまとめ
序盤のストーリー展開はヒドい。頑張ればダラダラ読めるものの、敢えて読みたいとは思わない。人気が出なくて方向性を模索してる感がハンパない。正直それに付き合わされる方が辛いだけ。
ただ後半は共通のラスボスが登場させたことで、作者もきっと展開を描きやすいはずで、読者としても読みやすい漫画に仕上がってるのかなーと。これを早い段階で出来てれば、『ブラッドラッド』はもっと幅広く人気が出たのかも。
◯展開★2.5◯テンポ★3.5
◯キャラ★3.5◯画力★3.5
◯大人買い★3
◯80点!!!!